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世の中は本当にバカばっかりなのか?ブログをやってて思うこと

 

ブログや動画等のコンテンツを作って発信してる人が、よく思うことのひとつに「世の中は思った以上にバカが多い」というのがあります。

 

コンテンツをちゃんと理解せずに書かれた「クソみたいなコメント」がコメント欄にたくさん書かれたり、

しっかり作り込んだマジメな作品よりも、軽〜いノリでバカ騒ぎしてるようなコンテンツが人気だったり。

 

そんな事が毎日繰りかえされるので、どうしても「世の中はバカばかり」と思わざるを得ないんですね。

 

僕もこうやってブログを書いて、毎日アクセス数や直帰率などのデータを見ているんですが、やはりそこにも「世の中はバカばかり」と言わんばかりの数字が書いてあります。

 

具体的には

  • 題名に漢字があったのを一部ひらがなに変えたらアクセス数が上がった
  • 文章の改行を多めにしたら、記事を最後まで読む人の数が増えた
  • 記事に載せてる動画のサムネイルをカワイイ感じのに変えたら、動画の内容は同じなのに直帰率がよくなった

 

基本こんな感じです。こういうデータを見たら「意外と世の中、文章がちゃんと読めない人が多いんだなぁ」と思いません?

テレビやYouTubeに溢れかえるバカ騒ぎコンテンツ、ググると上の方に出てくる異様に改行の多い記事なんかは、全てこういうデータが背景にあります。

 

でも本当に世の中はバカばっかりなんでしょうか?

 

僕これまで30年以上生きてきて、“バカ”に相当する人にもたくさん会いましたが、それ以上に“普通”もしくは“頭のいい人”にもたくさん会ってます。

 

「バカ騒ぎコンテンツって最高ですよね〜」「ボク漢字が多めの文章は読む気しないんですよ〜」

 

世の中がそんな人で溢れかえってるとは到底思えないんですよ。

 

でも毎日データに浮かびあがるのは大量の「バカっぽい行動」。なぜなのか・・?

これには他にも理由があると思うんです。

以下、それについて僕が思うところを書いていきます。

 

 

 

頭のいい人も休みの日はバカになる?

寝転がってる犬

 

頭のいい人って、常に“頭のいい人っぽい行動”をする訳じゃないと思うんです。

 

例えば、巨大病院で超ハイレベルなオペを次々成功させるようなスーパードクターだって、

休みの日はYoutubeでポメラニアンがカマキリと戦う動画みてケラケラ笑ってるかもしれないし

 

普段は高級ホテルで超一流の接客をしてるホテルマンも、

休み時間はYahoo!ニュースにクソみたいなコメント書いて、日頃のウップンを晴らしてる人もいるかもしれません。

(しかもストレス解消が目的なので記事はちゃんと読んでない)

 

僕はこういうのを「休みの日ぐらいゆっくりさせてくれよ状態」と呼んでますw

 

普段はハイレベルな事をしてる人でも、リラックスしてる時の行動はバカとそんなに変わらない。

だから「世の中はバカばかり」と思わざるを得ないデータの中には、“バカじゃない人たちの行動”もかなり含まれてる。

 

僕はそう思うんですがどうでしょうか?

 

無料で見れるものは大事にされない

 

あともう一つ思うのが、「無料だから」という理由。

 

ネット上のコンテンツって無料で見れるものが多いですよね。当ブログも収益は広告やアフィリエイトで得てるので、閲覧はすべて無料です。

 

ネット上のコンテンツの大半が無料で楽しめる今の時代って本当最高だなぁ〜と思うんですが、残念ながら無料のものって大事にされないんですよ。

人間って、簡単に手に入るものに価値を感じないように出来てるんですね。

 

その結果コンテンツが適当に消費されて、変なコメントで溢れかえったり、改行が少ない文章は読むのが面倒だから読まなかったりする。

 

それがデータ上では「世の中はバカばかり」に見えるんだと思うんですが、どうでしょうか? 

日本人は他の国よりバカが多い?

働きすぎな日本人

深夜までビジネス街の明かりが消えない日本

 

そう考えると、よく言われる「日本は低俗なコンテンツが多い」という話も違った見方ができると思うんです。

よく日本はアメリカ等の英語圏に比べて、低俗なコンテンツが多いって言いません?

 

実際に英語圏のウェブサイトを見てみても、改行が日本のよりはるかに少ないし、Youtubeにしてもサムネイルが日本の方がやたらバカっぽいのが多いです。

 

一度アメリカと日本のYoutuberのサムネイルを比べてみましょう。

 

まずはアメリカから

youtu.be

Marrel Twinsという双子の人気Youtuberのある日のサムネです。

 

「ちっさい食べ物つくってみた!」という、どちらかと言うとバカっぽい内容ですが、サムネは全然バカっぽくないですよね。

小さな食べもの手に持って、楽しそうな感じ。

 

それに対して日本はと言うと・・?

 

youtu.be

 

ユーチューバーおパンティーww

 

日本のみんながバカっぽいコンテンツばかり再生するから、日本ナンバーワンのYoutuber・ヒカキンがこんな状況になってるじゃないですかw

これヒカキンがバカなんじゃないんですよ?みんながヒカキンをこうさせてるんですよ!

 

ヒカキンが普段みてるYoutubeのアクセスデータにも「世の中バカばかり」って書いてあるんでしょうね。

その結果がこのユーチューバーおパンティー。哀愁すら感じます。

 

この二つのチャンネルは日米のほんの一角ですが、他のチャンネルをみても、全体的に日本のほうがバカっぽいコンテンツが多い印象です。

 

こうなってしまう理由も「日本はバカが多いから」とは言いきれないと思うんですよ。

上で書いた「休みの日ぐらいゆっくりさせてくれよ状態」の人がアメリカよりも日本のほうが多いから、とは考えられないですかね?

 

日本は電車が5分遅れるだけで謝罪放送が流れるような国ですよね。

そんなキッチリした社会でみんな働いてるから、仕事してない時はバカみたいなコンテンツが観たい。その結果「ユーチューバーおパンティー」の様なコンテンツにアクセスが集まる。

 

まとめ

 

だから冒頭に書いた「世の中は思ったよりバカが多い」というのは勘違いで、本当は「世の中(特に日本)は思ったより疲れ果ててる人が多い」が正解じゃないか?

それが今回この記事で言いたかった事です。

 

日本はバカで溢れかえってる国じゃない。そう信じたいですよね。

 

以上、世の中は本当にバカばっかりなのか?という話でした。

 

「インドに行くと人生観が変わる」はウソ?実際に行ってわかったこと

インドの街並み


こんにちは、どすこいです。

 

これまで当サイトでは数回に分けて、インドがいかに強烈な異世界か書いてきました。

www.nihongodedozo.com

 

そんな刺激的だったインド訪問ですが、まだ重要なことをひとつ書いてないんですよ。「その結果どんな変化があったのか?」という話。

インド旅行に興味津々な人にとって「インドに行くと価値観や人生観が変わる」という話は気になるところですよね。僕も行く前からすごく気になってました。

 

でも今回実際に行ってみると意外な結論が出ました。価値観が“変わる”とか“変わらない”とか、そんな単純な話じゃなかったです。

 

順番に説明していきます。時間ない人は最後の「まとめ」だけでも読んでみてください。

 

 

 

帰国後しばらく感じまくる“日本のありがたみ”

 

インドから帰ってきて一番変化を感じることって何だと思いますか?

僕の場合、“日本のありがたみ”を感じまくることでした。

 

帰国してから一週間ぐらいの間、あらゆる事に対して“日本のありがたみ”を感じまくる事になるんですよ。

例えばその辺の安い食堂に入って、定食に生野菜がたくさん入ったサラダが出てくるとしますよね。

 

するとインド帰りのあなたはこう思います。

「日本の衛生レベルってすごいよなぁ。生の野菜だって平気で食べれるもんなぁ」

 

インドだと生野菜なんて、どんな衛生状態の水で洗ったか分かりません。残すか、震えながら食べるかのどちらかになります。

旅行中に食中毒になったら悲惨ですからね。

 

それが日本だとどうでしょうか?

野菜どころか、玉子や魚(刺身)ですら生で食べてOK。衛生のレベルが違いますから。

 

それ以外にもドアをしっかり閉めて走る電車や、ヒモで繋がれてちゃんと管理されてる犬たち等、帰国した直後はいちいち反応してしまいます。

もう完全に昭和初期からタイムスリップしてきた人ですねw

インドの犬

インドで繋がれた犬を見ることはありませんでした。

 

ただし冒頭にも書いた通り、そんな風に思うのは帰国してから一週間ぐらいです。

人間はすぐに慣れてしまう生き物なので、時間がたてばまた元の感覚に戻ってしまうんですよ。

 

今インドから帰ってきて一ヶ月以上経ったんですが、完全に行く前と同じ感覚に戻ってます。

特段ありがたみを感じるという事はありません。

 

インドに初めて行く人が思い描く「人生観が変わる」ってそんな事でしょうか?

しばらくしたら元に戻ってしまうような変化を「人生観が変わる」とは言わないですよね。

 

インドに行って変わる価値観とは?

インドならではの画像

 

じゃあやっぱり旅行でインドに行くだけでは何も変わらないんでしょうか?

 

いや、そんな事はないです。インドに行った事で大きく見方が変わったものがあります。

「インドと世界のイメージ」です。

 

当たり前なんですが、実際にインドに行くことでインドはもちろん、その先の中東やアフリカに対してまで、ものすごい親近感を持つようになったんですね。

 

行く前までは東南アジアとヨーロッパの間の地域って、単に“ややこしいところ”という認識しかなかったんです。

でも実際行ってみたら、現地はお茶目なオッサンで溢れかえってるし、景色もこれ以上ないほど非日常的。

 

そんな世界が地球上にあるという事を身を持って体験できた。それがインドで得た最大の収穫だと思ってます。

インドに行く前と行ったあとで“海外”に対するイメージが全然違ってますからね。 

 

ここまで言うと大げさかもしれませんが、“人類”に対するイメージすら変わったんじゃないかと思います。思ったより人類はお茶目でした。

 

ヤバいですね。僕さっきから何を書いてるんだろう。

日本での生活にインドを取り入れるとヤバい人になる?

 

ではなぜそんなに大きな価値観の変化があったのに、帰国後の日常生活には全然影響がないんでしょうか?

 

これ僕も不思議で帰国後ずっと考えてたんですが、理由は非常に当たり前の事でした。

 

インドと日本では常識が違いすぎるので、インドで出会った面白い価値観や、生活スタイル等が日本での生活に全く応用できないんです。

 

だってインド人の価値観を日本の生活に応用してしまうと

 

「インドに行って以来、箸でゴハンを食べるのがバカバカしくなっちゃって、最近は吉野家とかも手で食べてます」

とか

「インドで見知らぬ人とフレンドリーにしゃべる事にハマったんで、最近は日本でも電車で隣に座った人によく話しかけるんです!めっちゃ楽しいっすよ!」

 

・・みたいな事になっちゃうんですよ??完全にヤバい人ですよね。

 

インドで得た新しい価値観や人生観を実行するには、多分インドに住まなきゃダメなんですよ。

人間ってちっぽけな存在なので、結局は住んでる国のルールの中でしか生き方を決められないんです。悲しいことに。

 

そんな当たり前の事に気づかせてくれるのもインドの魅力かもしれません。

 

まとめ

 

ということで、「インドに行くと価値観や人生観が変わる」は本当か?に対する僕の答えは

 

「変わるけど日本でそれを実行するとヤバい人になる」ですw

 

そのままインドに移住するなら話は別ですが、日本で生きていくなら「日本のルール」を大きく逸脱する事はできない。

だからインドで斬新な価値観に出会っても、日本ではそれを応用できないので結果的に人生観は変わらない。という話でした。

 

インドの記事まだまだあるので読んでみてくださいね。

www.nihongodedozo.com

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インドの動画もあります。これ結構カルチャーショックやばいですよw

これ見ても発展途上国って言える?タイのバンコクが想像を絶する大都会な件

突然ですが、タイと聞いて思い浮かぶのはどんな風景ですか?

 

行ったことのある人ならともかく、そうじゃない大多数の日本人にとってタイのイメージって

東南アジアの街角

 

タイの雰囲気

 

こんな感じですよね。(ちなみに1枚目はラオス)

タイと聞いて先進的な未来都市をイメージする人はほぼいないと思います。

 

実際にタイのほとんどの地域は写真のような発展途上国の雰囲気で、高層ビルなんかどこにもないし、基本みんなの〜んびりしています。

先進国から来た日本人にとっては、そんなユルい感じのタイこそが魅力的で、そういう部分ばっかり見てしまいますよね。

 

でも首都のバンコクの人たちからすれば、「先進国の奴らはいつまでタイに発展途上国らしさを求めてるんだ!」って話だと思うんですよ。

だって最近のバンコクは先進国の人が驚くぐらいの大都市に変貌してますから。

 

今回はそんなタイの遅れたイメージを吹き飛ばすような写真を、エリア別に紹介したいと思います。

 

 

 

ここはニューヨークなのか?プルンチット駅周辺エリア

Phloen chit駅に電車が入っていく様子

※この写真のプルンチットはまだ本気出してません。

 

という事でタイ“らしくない”近未来的な風景を求めて、バンコクのプルンチット(Phloen chit)という駅にやってきました。

この辺りはカッコイイ高層ビルがたくさんあるんですよ〜。

 

この写真は単にバンコク名物・スカイトレインが走る様子を撮りたかっただけなんですが、自然と高層ビルが映りこんでしまいました。

すごいでしょ?バンコクってそんなレベルの街なんです。

 

この写真でも充分都会的だと思うんですが、ここプルンチットにはもっとすごい景色があります。

 

それでは「プルンチットの本気」をご覧ください。

 

バンコク、プルンチット駅周辺の高層ビル群

 

バンコク・プルンチットの高層ビル

 

バンコクの都会的な風景

 

ニューヨークかよ・・。

 

スゴイですよね。これニューヨークでもシンガポールでもなく、バンコクの景色なんですよ??

よくタイに初めて来た日本人が、バンコク都心部のあまりの発展ぶりに

 

「バンコクって東京より都会なんじゃないの??」

 

という感想を抱くことがあるらしいんですが、そう言いたくなるぐらいバンコクの高層ビル群って迫力があるんです。

ビルのデザインも奇抜なものが多くて「未来都市」の演出に一役買ってると思いますね。

 

ここはセントラルパークなのか??ルンピニー公園 

バンコク・ルンピニー公園の自然

続いてやって来たのは地下鉄シーロム駅近くにある、ルンピニー公園。

 

ここはプルンチットとは趣が少し違って、自然と共存するバンコクの街並みを見る事ができます。

「高層ビルを建てまくれば未来都市」という発想ってもう古いと思うんですよ。やっぱり自然と都市がちゃんと共存してこその未来都市です。

 

それではルンピニー公園から見える、都市と自然が共存してる姿を見てみましょう。

 

自然の向こうに見えるバンコクのビル

 

バンコク・ルンピニー公園の池越しに見る高層ビル群

 

ルンピニー公園から見る高層ビル

 

楽園かよ・・。

 

バンコクの中心部にはいくつか大きな公園があって、早朝に行くとすごい数のバンコク市民がランニングや体操に汗を流しています。

今回は朝6時に行ったのにめっちゃ賑やかでビックリしました。

 

ここ以外にもいくつかの都市公園に行きましたが、どの公園も管理がよく行き届いていて、まるでリゾート地にでも来たよう。

働く場所だけじゃなくて、一息つける場所もちゃんとある。それがバンコクなんですね。脱帽です。

 

観光客にとっても、ルンピニー公園はお店が開くまでの時間つぶしにちょうどいいと思いますよ。

バンコクの新橋?チョンノンシー駅周辺もスゴい

チョンノンシー駅の近くのビル

チョンノンシー駅周辺も高層ビルがたくさん。

高層ビル群があるのはプルンチットだけじゃありません。

そこからやや南に下った「チョンノンシー」という駅の周辺もスゴイことになってます。

 

このエリアはバンコクが今のような未来都市になる前からあるビジネス街で、東京でいう新橋のようなイメージ。

ビルのデザインもプルンチットに比べれば落ち着いた感じに見えます。

 

それでも駅前の高層ビル群は迫力があって

 

チョンノンシー駅前の高層ビル

 

汐留かよ・・。

 

新橋から見える汐留のビル群を思い出すような迫力です。もしかしたら迫力だけでいうと汐留を超えてるかもしれませんね。

バンコクの都心はかなり広範囲に広がっていて、エリアごとにビル群の雰囲気が違うのもまた魅力です。

 

バンコクのスカイトレインがチョンノンシー駅に到着

 

チョンノンシー Chong Nonsi駅前の歩道

 

もう東京と変わらないですね。

街の人たちはスマホなんて普通に使ってるし、発展途上国によくいる「平日の昼間なのにその辺をブラブラ歩いてる謎のおっさん」も都心部に限ってはほとんどいません。

 

バンコクはもう単なる「東南アジアの癒し系の都市」ではないんです。

でも外国人は癒し系のタイが好き

バンコクの道路の状況

道路を見るとバンコクにも“カオスな東南アジア”の面影が

 

そんなバンコクですが、外国人観光客にとっては“先進的なタイ”というのはあまり魅力的に映らないようで、今回行った高層ビル街では観光客らしき人はほとんど見かけませんでした。

楽しそうに高層ビルの写真を撮ってるのも僕だけ。

 

発展に伴ってバンコク都心部から“ユル〜い感じ”がなくなってきてるのは残念ですが、今のバンコク都心部には、他の街では見られない独特なカッコよさがあると思うんですよ。

 

そのへんの魅力を紹介できたらなと思って、この記事を書きました。 

 

古いほうのタイの魅力(鉄道メイン)は↓の記事で紹介してます。

www.nihongodedozo.com

高層ビル好きな方はこの記事もオススメです。

www.nihongodedozo.com

 

 

今回タイのバンコクまでは全行程LCCで行ったので、かなり安く行くことが出来ました。(往復3万円ほど)

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バングラデシュにあるピンクの王宮がメルヘンすぎる!ピーチ城かよw

 

こんにちは、どすこいです。

 

先日アジア最貧国と言われるバングラデシュで、想像以上にメルヘンな王宮を見つけたので紹介します。

 

ネットに「ダッカにはピンク色に塗られた王宮がある」と書いてあったので行ってみたら、想像を絶するインパクトだったんですよ。あれ絶対ピーチ姫住んでる。

 

カオスな街並みの中に突然あらわれる“バングラデシュのピーチ城”とは?ダッカの街の様子と共に紹介します。

 

※メルヘンなピンクの王宮だけ見たい方は4つめ「路地を抜けてピンクの王宮へ」まで飛んでください

 

 

“7000円の高級ホテル”をチェックアウトしてカオスな街へ

ダッカのホテル

アジア最貧国とは思えないホテルの部屋で朝を迎える

 

前回の記事でやっとの想いでたどり着いたホテル「Asia Hotel & Resorts」。

 

7000円台なのに驚くほどレベルが高かったので、発展途上国にいる事をすっかり忘れて眠りにつきました。気分は富裕層です。

 

でも今回の目的は富裕層ごっこじゃありません。

インドをさらに超えるという、バングラデシュのカオスな雰囲気を肌で感じようと思って来たんでした。

 

Asia Hotel & Resortsのフロント

 

つかの間の富裕層ごっこに別れを告げて、涙のチェックアウト。

 

荷物だけ預けて外に出てみると・・?

 

バングラデシュの発展途上国らしい光景

 

ホテルを出て10秒でこの景色です。凄まじいギャップで目まいがしました。

 

インドもカルチャーショックの連続でしたが、バングラデシュはホテルが良かった分、街がよりカオスに見えます。

バングラデシュのカオスな街並み

バングラデシュ・ダッカのカオスな道路

 

道路はこんな感じ。何がなんだか分からないですね。

バングラデシュのカオスの特徴はなんと言っても、道を埋めつくす大量のリクシャー。

 

車も多いんですがそれ以上にリクシャーが多すぎて、ダッカの中心部はインド人もビックリのカオス状態になってます。

 

バングラデシュのリクシャーの後ろ姿

 

バングラデシュのリクシャーは後ろ姿が独特です。こうやってたくさん並んで走ってるとなんだか可愛く見えません?

 

彼らけっこう荒々しい感じなのに、後ろ姿がカワイイから癒されるんですよ〜。

 

オールドダッカの様子

 

そんな可愛いリクシャーに乗って、ダッカの見どころの一つ、オールドダッカにやって来ました。

ピンクの王宮もこのエリアにあります。

 

今度は道だけじゃなくて、店で売ってるものとか看板とか、目に見えるもの全てがカオスです。大阪の道頓堀が質素に思えてくるレベル。

 

ここは昔ながらのダッカの雰囲気を残す下町とも言えるエリアです。

 

オールドダッカの人々

 

ほんと情報量多いですね〜。

 

バングラデシュはイスラム教の国なので女性は家にいる事が多く、街は男だらけという情報を得ていたのですが、本当にオッサンだらけです。

この写真こんなにたくさん人がいるのに女性が一人も写ってません。

 

ダッカの中心部を歩く女性

 

ずっとウロウロしていると女性の姿も見えました。ちなみにこの写真、なんか「イスラムの国の平和な日常」って感じで和みません?

個人的に気に入ったのでPCの壁紙にしてます。

 

ダッカ名物・渡し船に乗ってピンクの王宮に向かう

ダッカの川沿いのゴミ

 

だんだん景色が場末な感じになってきたな〜と思ったら、いつのまにかピンクの王宮からだいぶ遠いとこまで来てしまってました。

どうしようかなぁ、リクシャーでも乗ろうかな?と思いながらゴミの山の向こうをのぞいてみると・・

 

ダッカの船着場

 

船着場を発見。ダッカはタイのバンコクと同じく、今もなお船の交通が盛んな街なんですが、これ結構おもしろいのでオススメです。

日本でこんな渡し船みたいなの乗る機会ほとんどないですよね。

 

オールドダッカの東西の移動はこの船が使えるので、ピンクの王宮近くまでこれで行くことにしました。

 

バングラデシュ・ダッカで乗った船を漕いでくれたおじさん

 

今回船を漕いでくれるのはこのおじさん。英語は全く通じなかったですが、ピンクの王宮のベンガル語名「Ahsan Manzil」と言ったら通じました。

 

このおじさん、見た目かなり恐い感じに見えますが・・

 

バングラデシュ・ダッカの船で貸してくれる日傘

 

「これ使う?」と言って日傘を貸してくれました。予想外の優しさです。

見た目で人を判断しちゃダメってことですね。

 

バングラデシュ・ダッカの川を船で進む

 

今にも転覆しそうな昔ながらの船ですが、おじさんの凄まじい腕力によって前へ前へ進みます。

↓この動画で船のことも紹介してます。

 

川の上には他にもこの“船タクシー”に乗って、束の間の船旅を楽しむ人がたくさんいました。

あまり観光地がないと言われるダッカで、この船は数少ないアトラクションと言えるでしょう。

 

オールドダッカの船着場

 

ピンクの王宮の近くの船着場に到着。

全く整備されてない上にゴミだらけ。バングラデシュらしい船着場です。

 

船を漕いでくれたおじさん(写真の一番右の人)がめっちゃ笑顔でバイバーイと言ってくれましたが、要求してきた料金は500タカ(約650円)。

たぶん盛大にボラれました。

 

やっぱり人は見た目によるみたいです。ちゃんと相場調べてから乗ればよかったなぁ〜。

路地を抜けてピンクの王宮へ

ピンクの王宮近くの路地

記事の冒頭からだいぶ引っ張ってるので、そろそろピンクの王宮に向かいましょう。

 

こんな所を抜けて、複雑に入り組んだ路地をグーグルマップを見ながら歩きます。

 

ピンクの王宮Ahsan Manzilの入り口

 

ついに入り口までやってきました。

 

入り口の前はまだカオス感漂ってますが、中には“ピンク色の何か”が見えてます。

 

ダッカのピンクの王宮のチケット売り場

 入り口のすぐ近くにあるチケット売り場で入場券を購入。外国人は一人100タカ(130円)。

 

外国人料金でこの値段ですからね。これ見て思ったんですよ、あの船のおじさんボリやがったなぁ〜って。 

“バングラデシュのピーチ城”の圧倒的なメルヘン感

 

入り口を中に入ると・・

 

横から見たバングラデシュのピンク色の王宮 Ahsan Manzil

 

そこには全くの別世界が!!

 

これすごくないですか?絶対ピーチ姫住んでますよ。

 

横から見たバングラデシュのピンク色の王宮

 

メルヘンすぎる・・。赤い花とか咲かせちゃって・・!

 

ダッカのピンクの王宮 Ahsan Manzil 正面から

 

正面から見るとこんな感じ。ピンク色に塗られたインド風の建物がこんなにメルヘンチックだとは思いませんでした。

全然期待してなかったので5分ぐらいで去る予定だったんですが、気がついたらもう着いてから1時間以上たってます。

 

外国人らしき人もずーっと僕だけ。

 

バングラデシュのピンクの王宮の建物と建物の間

 

立ち止まって写真を撮っていると「一緒に写真とって貰っていいですか?」と一人の青年が言ってきました。

快く応じていると、近くにいた人が「オレも!」「私も!」とどんどん集まってきて撮影会がスタートすることにw

 

全部で20人ぐらいと写真とりました。黄色人種ってだけで写真撮影求められるのって何だか不思議な気分ですね。

インドではみんな「写真撮ろうぜイェーイ!」って感じだったんですが、バングラデシュ人は何だか照れてる感じで可愛かったです。

建物の中はどうなってる?

バングラデシュのピンクの王宮のベランダ

建物の中は博物館みたいになってて、ここに住んでた人がどんな暮らししてたのかとかが展示されてました。(撮影は禁止)

中は普通の内装で全然ピンクではないんですが、窓からの景色は時々メルヘンでいい感じでした。

 

バングラデシュのピンクの王宮の窓から見た景色

 

ちなみにこの王宮ができたのは1872年で、地元の大金持ちが建てたそうです。なぜこんな色にしたのかは調べて見たんですが分かりませんでした。

バングラデシュに行ってみた雑感

 

バングラデシュはアジア最貧国と呼ばれているので、治安が悪いんじゃないか?危ないんじゃないか?と不安な気持ちで行きましたが、現地は至って平和でした。

インドと似た感じだと思います。

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人々はインド(コルカタ)に比べるとやや落ち着いた感じで、道ばたで急に話しかけられる率もインドに比べて低かったです。

ただし観光地で景色を見たり、鉄道に乗ったり等「同じ場所で立ち止まってる」時に話しかけられる率はバングラデシュの方が高かったですね。

 

別記事で書きますが、鉄道に乗ったらめちゃくちゃ話しかけられましたw

 

食べ物の衛生も、ダッカの名店「ハジビリヤニ」などいくつかの店でご飯食べたんですが特に問題なかったです。

それでも不安な場合は冒頭で紹介したホテル「Asia Hotel & Resorts」のレストランは衛生レベルかなり高いと思うので、宿泊して3食ともそこで食べてもいいかもしれません。

アゴダでの紹介ページ↓

Asia Hotel & Resorts - agoda -

 

以上、バングラデシュの首都・ダッカの様子とメルヘンなピンクの王宮の話でした。

 

バングラデシュ関連の記事まだあります。

www.nihongodedozo.com

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※ちなみにネットでピーチ城の画像を見てみたら全然ピンクじゃありませんでした。

 

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できるだけ電車でバングラデシュへ!陸路でコルカタ〜ダッカを移動してみた

 

こんにちは、どすこいです。

 

最近鉄道に乗る記事が多めになってますが、今回も鉄道が登場します。

 

インドのコルカタからバングラデシュの首都・ダッカに、電車とバスを使って“その日じゅうに”移動してみるチャレンジです。(チャレンジと書きたくなるぐらい不安いっぱいだった)

 

普通はこの区間は全区間バスで行くか、もしくは飛行機に乗ると思います。

でも以前から書いてる通り、僕は鉄道がある区間は出来るだけ鉄道で行きたいんですね。

 

だから今回、電車が比較的まともに運行されているインド国内は電車に乗り、列車の本数が少ないバングラデシュ国内はバスに乗ってダッカを目指すことにしました。

 

ちゃんとその日じゅうにダッカに着けるのか?バングラデシュは入国にビザが必要だけどアライバルビザはその場で取れるのか?

 

不安だらけの移動でしたがどうにかなりました。以下その時の様子をレポートしていきます。

 

※今回の記事は2018年9月30日に行った旅行の話です。ビザの状況は日々変化するのでご注意ください。

 

 

 

 

ものすごく早起きしてコルカタのホテルを出る

朝4時半のインド・コルカタ

 

時刻は朝の5時前。まだ薄暗いコルカタの街を急ぎ足で駅へと向かいます。

 

コルカタ〜ダッカは約300キロの距離。

東京〜名古屋間よりやや近いぐらいの距離ですが、バングラデシュ国内の移動は異常に時間がかかるという情報を得ていたので、この時間の出発になりました。

 

道ばたにはホームレスなのかそうじゃないのか、よく分からない人々がそこら中に寝ています。日本の感覚だとスラム街にしか見えません。

また別記事で改めて書きますが、日の登っていないインドは見た目が非常に恐いです。(でも何も事件は起こらない)

まだ早朝なのに人が多すぎるシアルダー駅

インド・コルカタのシアルダー駅

バングラデシュ国境への電車が発着するシアルダー駅に到着。まだ朝5時だと言うのに信じられない人の多さです。

 

今回乗る電車は普通の各駅停車なのでまだキップを買ってません。まずはキップ売り場に向かいます。 

シアルダー駅で並んでる人々

 

キップ売り場を発見。結構並んでます。

「インド人は並ぶ時に割り込まれないよう身体を密着させて並ぶ」とどこかで読んだんですが、全然密着させてないですね。民度が上がったんでしょうか?

 

シアルダー駅の電車の発車案内

 

発車案内に乗る予定の列車が表示されました。今回乗るのはシアルダー駅5:56分発、バンガオン行きです。

全てがめちゃくちゃなイメージのインドですが、時刻表に載っている電車は実際に駅に行ってもちゃんと存在してます。

 

いや当たり前なんですけどね。僕はそこすら疑ってました。

国境に向かう電車に乗る

バンガオン行きの電車が到着

待ってると発車時刻10分前ぐらいに電車が到着。この写真ではあまり見えないですが、やっぱりこの電車も人が多数ハミ出てます。

こんな朝早くから電車が混んでるってどういう事なんでしょうか?実はインドも日本みたいにブラック企業多いんですかね。

 

でも今回は乗れるのか?という心配はいりません。彼ら全員降りていきますから。

  

意外と空いてるバンガオン行きの電車の車内

予想通り、折り返しのバンガオン行きは空いてました。まだ朝6時にもなってないですからね〜。

この時間に郊外行きの電車に乗る人はさすがに少ないですよ。

 

日本でも早朝の「高尾行き」とか「宝塚行き」って空いてるじゃないですか?それはインドも同じのようです。

混雑してきたバンガオン行きの電車の車内

・・と思ったら途中のダムダムジャンクションあたりからだんだん人が増えてきました。

Barasatという駅を過ぎたころには、立ち客が多数いるような状態に。

 

高尾と宝塚の話は忘れてください。インドはレベルが違いました。

 

バンガオン駅に到着

 

午前7時54分、約10分遅れで終点のバンガオン駅に到着。

 

ここはインド・バングラデシュ国境の最寄り駅で、ここより先へは普通の電車では行けません。

一応、コルカタからダッカまで直通する「Maitree Express」という特急もあるんですが、外国人が乗るのは難しいようなので今回は断念しました。

バンガオンから国境までリクシャーに乗る

バンガオン駅前にたくさんいるリクシャー

駅の前には国境イミグレまで行ってくれるリクシャーが大量にいます。

ここは国境の“最寄り駅”というだけで、国境まで歩いて行ける駅ってワケじゃないんですね〜。

 

屋根付きのリクシャーがいっぱいいたんですが、僕が乗ったのはなぜか・・

 

屋根のないリクシャー

 

これです。たぶん今までの人生で乗ったタクシー系の乗り物の中でいちばん原始的だったんじゃないでしょうか。

適当にその辺のオッサンに声をかけたら、これの主だったんですw

 

これの上に荷物と一緒に乗って、アグラかいて出発。

 

出国する所の入り口

 

40分後、国境に到着。思ったより遠かったです。

この独特な入り口から中に入ってまずインド出国の手続きを済ませます。

 

両替所でバングラデシュのお金をゲット

 

入ってすぐのところの両替所でインドルピーをバングラデシュの通貨、タカに両替。

 

以前、中国で両替が全然できなくて無一文になった記事を書きましたが、バングラデシュも同じような問題が起きやすい国と言えます。

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レートは悪いですが、それでも数百円ぐらいの違いなので、ここで手持ちのルピーは全部タカに変えておきました。

インドの出国手続きへ

インドの出国手続きをする建物

 

※ここから先、インド出国〜バングラデシュ入国は、実際に行こうと思ってる人のためにできるだけ省略せず細かく説明します。行く予定のない人は「祝・バングラデシュ入国」まで読み飛ばしてください。

 

 

道なりに進むとインド出国の各種手続きをする建物があります。

 

出国はアッサリ終わるだろう・・と思ってたんですが、ここはインド。思いもよらない出来事がありました。

 

僕は今回インドにアライバルビザ(Visa on Arrival)で入国してるんですが、「そのビザを発行するときに手数料を払っただろう?そのレシートを見せて」と言ってきたんですね。

 

まさかそんな事言われると思ってなかったので、めちゃくちゃ焦りましたよw

カバンの中を隅々まで探したらボロボロのレシートが出てきたので事なきを得ましたが、危うく捨てるとこでした。

 

このルートで旅行しようと思ってる方、入国の時にもらうレシート類はパスポートに挟んで大事に保管した方がいいですよ。

 

バングラデッシュへの道と書かれた看板


インドの出国を終えると「バングラデシュへの道」と書いた看板が。さぁいよいよバングラデシュの入国に挑戦です。

 

なぜ“挑戦”かと言うと、バングラデシュに入国するには「アライバルビザ」というのを入国管理の人に発行してもらわないとダメなんですね。

でもそれは「ビザください」と言って「はいどうぞビザです」ってすんなり発行してくれるものではなくて、ネットで調べてみたら面談とか色々あるようなんです。

 

中には「アライバルビザなんて制度はないよ」と言われた!と書いてるサイトもあったし、テロの影響でビザの発行が厳しくなってるかも?みたいな情報もありました。

 

だから今回のバングラデシュ入国はかなり不安だったんですね〜。

移動を飛行機じゃなくて電車・バスにしたのも「最悪入国ダメでも電車ですぐにコルカタに戻れるから」というメリットも考えての選択でした。

バングラデシュのアライバルビザ取得の戦い

バングラデシュのイミグレ

 

不安な気持ちのままバングラデシュの入国管理局の建物に到着。さっそく中へ入ります。

 

中に入ってパスポートを見せると

「おっ、日本人?じゃあアライバルビザの申請用紙ほしいよね!ちょっと待って!」

かなりノリのいい対応。不安は一気に吹き飛ぶことになりました。よかった〜。

 

バングラデシュのアライバルビザをもらうための書類

 

こんな用紙をもらいました。右の小さな紙はどこの国でも書く普通の入国カードで、左のがアライバルビザの申請用紙。

 

一応アライバルビザ申請用紙の書き方を説明すると

 

  • 収入は大体の金額でオッケー
  • 税金のとこは何も書かなくていい
  • 宿泊先はホテル名だけじゃなく住所も書いてと言われた

 

他のところも分からないところは空欄で大丈夫です。この用紙を見ながらこのあと入国管理の人と話すので、その時口で言えば書いてくれます。

 

待ってる間にバングラデシュのイミグレに来る人々

 

入国管理の建物の中の様子。申請用紙を書き終わって待ってる間もどんどん人が入ってきます。

見た感じほとんどがバングラデシュ人のようで、黄色人種や白人旅行者も全く見かけませんでした。

 

しばらくすると申請用紙を見ながらの面接がスタート。

 

「バングラデシュのあとはどこに行くの?」

「えっ、飛行機でインドにまた戻るの?インドのアライバルビザって再入国OKだったっけ?」

「銀行の口座の残高はいくらあるの?」

 

そんな事を聞かれました。

 

インドのアライバルビザ再入国の件は、インド大使館のサイトのアライバルビザに関するページ(英語版)を印刷して持ってきてたので、それを見せたらどうにかなりました。

 

旅程も詳しく聞かれたので、ホテルの予約バウチャーと航空券を見せて、最初から最後まで全部説明。

印刷したものは絶対必要という訳ではないと思いますが、あった方が説明しやすいと思います。

 

ひと通り話終えたあと「じゃあちょっと着いてきて」と2階の部屋に案内されました。

 

そこでスタンプを押して終わりかな?と思ったら、そこにいた入国管理の最高責任者っぽい人とまた面接が始まりました。まさかの二次面接のスタートw

 

一次よりは簡易的でしたが、また同じことを説明。こんな入国初めてです。

祝・バングラデシュ入国。

バングラデシュに入国して最初に見る景色

 

そんなこんなで国境エリアに着いてから2時間の格闘の末、やっとバングラデシュに入国できました。時刻は10時45分(バングラデシュ時間)です。

 

人間、苦労して手に入れたものには有り難みを感じるものですが、入国して初めてみたバングラデシュの光景(上の画像)は実際の3割増しぐらいで輝いてみえました。

 

客引きが「ダッカ?バス?」と聞いてきますが、ダッカ行きのバスの事務所はすでに調べてあったので、急いでそこに向かいます。

この時間ならまだ今日中にダッカに着くバスに乗れるはずです。

 

ダッカに行くバスのチケット

 

無事、13時発のダッカ行きバスのチケットをゲット。

Green lineという会社のオフィスに行ったと思ってたんですが勘違いで、隣のShohaghという会社のバスを取ってました。まぁどっちも大手なので問題ないです。

 

バングラデシュのベンガル文字

 

時間まで付近を散策。見ての通りバングラデシュは英語表記がインドと比べて極端に少なく、看板の文字がほとんど読めません。

現地語はコルカタもダッカも同じベンガル語圏なので、国境を超えても言葉は変わりません。でもなぜか英語の通用度は一気に下がりました。

 

教育が違うんですかね?バングラデシュは完全なるベンガル語の世界です。

首都・ダッカへ向かうバスに乗り込む

ダッカ行きのバス

 

時間になったので乗客みんなでバス乗り場へ。

 

バス乗り場は国境からやや離れたとこにあるってネットには書いてあったんですが、今回はすぐ近くでした。移転したんですかね。

 

ダッカ行きのバスの中

 

車内の様子。普通にキレイなバスです。(窓は数カ所ヒビが入ってたけどw)

 

乗客は20人ほどで、多分ほとんどが知らない人同士です。でもなぜかみんなすぐに仲良くなってベラベラ喋ってました。

完全に修学旅行のノリです。

 

インドだったらたぶん、明らかに異質な僕を見てすぐに「どこから来たの?」「写真撮ろうよ!」となるところですが、バングラデシュ人の彼らはシャイなのか、全然話しかけてきません。

バングラデッシュ人の親日度は台湾以上

 

でもやっぱり耐えかねたようで、2時間ぐらいしたら乗客の一人が話しかけてきました。

「ねぇ・・どこからきたの?

 

もうそこから話題は日本一色。やっぱりみんな気になってたんですね〜。

こっちを見て「日本?え〜っ!あの日本から来た人なの??すごい!」とかなり興奮してる様子。

※欧米や黄色人種の国ではこんなのあり得ませんw

 

ほとんどの人はやはり英語が苦手なようでしたが、一人英語が得意な人がいて、通訳してみんなが言ってることを教えてくれました。

 

バングラデシュでは“日本は最も友好的にするべき国”だと学校で習うんだ。日本の経済協力のおかげでキレイな道が出来たり、ビルが建ったり、すごく助かってる。だからみんな感謝してるんだ。」

 

「私たちの国はとても遅れている。コルカタからダッカなんて300キロしか離れてないのに移動に丸一日かかってしまう。日本だと速い電車で数時間で行けるんじゃない?」

 

「日本は朝から晩まで長時間働かないといけないって聞いたけど本当?」

 

話は尽きません。

最大の難所「パッドマ川」でバスごとフェリーに乗る

バスごとフェリーに乗り込む ダッカ行きのバス

 

途中休憩を挟んだり、だんだん暗くなってきてみんな寝静まったり等いろいろあったあと、バスはこの旅最大の難所、パッドマ川に到着。

 

地図で見れば分かりますが、この川はかなり大きくて、インドと首都ダッカを結ぶ重要なルート上であるにもかかわらず、ちゃんとした橋がかかっていません。 

 

なのでここではバスごとフェリーに乗って川を渡ることになります。

 

このフェリーに乗れる車の台数が限られてるので、川の手前で渋滞が起きて時間がかかってしまうんですね。

彼らによると、バスは公共交通なので優先的にフェリーに乗れるそうなんですが、それでも乗るのにかなり時間がかかっていました。

 

バスの中で寝ててもいいんですが、みんな外に出て行ったので僕もフェリーの様子を見学する事に。

フェリーの上で味わうバングラデシュフード

フェリーの上にいた商人

 

フェリーの船上にはちょっとした食べ物を売る人が。

 

この人何売ってるんだろ〜?と思って見てたら

「君この人が売ってる食べもの知ってる?たぶん日本にはないだろう〜。おごるから食べてみてよ!」

と英語が得意な例の彼がおごってくれることに。

 

バングラデシュの謎の食べ物

 

そして出てきたのがこれです。トマトはどこに行ったの?って思いますよね。

 

実はトマトの下には色んな野菜を細かく切ったものと、ポン菓子のような白い何かがあって、それを全部シェイクして出来上がったのがこれなんです。

 

味はサラダ味のポン菓子って感じで美味しかったんですが、3口ぐらい食べて、あとは持ってた袋に入れてダッカまで持っていきました。

 

なぜかと言うと衛生がヤバそうだったからです。これ屋台でゴハン食べてるのと変わらないですからね・・。

あと3時間はバスに乗らないといけないのに、ここでお腹を壊す訳にはいきません。

 

フェリーに乗り込むダッカ行きのバス

 

後ろを振り返ると、やっとバスもフェリーに乗り込んできました。

 

フェリーに乗ったバスを上から見下ろす

 

バスと一緒にフェリーの旅。不思議な感じです。

離島に行くわけでもないのにフェリーに乗ったのはこれが初めてかもしれません。

ついに首都・ダッカに到着

ダッカから乗ったバイクタクシー

 

23時30分。ついにバングラデシュの首都・ダッカに到着。なんとかギリギリその日じゅうに着けました。

本当は21時台に着く予定の便だったんですが、やっぱりフェリーのあたりで通常より時間がかかったようです。

 

バスの人たちにホテル名を言ったらバイクタクシーを捕まえてくれたので、それに乗ってホテルに向かうことに。

 

ダッカのホテルが予想以上に高級だった!

 

今回泊まったホテルはオールドダッカ付近にある「Asia Hotel & Resorts(アジアホテル&リゾーツ)」というホテル。

一泊7000円ぐらいでそこまで期待はしてなかったんですが・・

 

ダッカのAsia&Resortのフロント

 

着いたら結構いいホテルでビックリ。入り口にはセキュリティが3人も常駐していて、荷物検査までありました。

受付で名前を言うと名簿も何も確認せず「お待ちしておりました」という返事。予約した人の名前覚えてる・・すごい・・

 

たぶんここ高級ホテルの域に入るんじゃないですかね。いつも安いホテルばっかり泊まってるのでちょっと緊張しましたw

Asia&resortのボーイさん

 

チェックインが終わるとすぐにボーイの人がやってきて「お持ちします」と荷物を持ってくれました。こんなの何年ぶりだろう。

 

ホテルの机の上にあったウェルカムフルーツ

 

部屋に入ると机の上になんとウェルカムフルーツが!!信じられません。(チェックインの時にはウェルカムドリンクもあった)

部屋もキレイだし、アジア最貧国に来たとは思えません。最貧どころかむしろ普段よりもレベルが高いですw 

 

Asia&Resortのアメニティ類 ダッカ

シャンプー、ドライヤー等のアメニティもちゃんと揃ってます。もちろんシャワーもあったかいのが出ました。

 

Asia Hotel&Resortsのベッド

 

ベッドもキレイ。発展途上国にいる感じが全くしません。

Asia Hotel & Resortsの朝ごはんが最強すぎる!

Asia&Resortの朝ごはん

 

そしてこのホテルで特筆すべきは朝ごはんです。

フェリーのくだりでも述べたように、バングラデシュは食べ物の衛生レベルが非常に低く、常に食中毒の危険に怯えながらの食事となります。

 

でもここは何と言っても高級ホテル。100%安心はできないものの、80%ぐらいは安心して色々食べることができます。

これ非常にありがたいです。

 

朝ごはんの詳細

 

フタを開けると色んな種類のカレーや、炒め物、スープ等、バングラデシュならではの料理がたくさん。

デザートの種類も豊富でした。

 

お皿に盛り付けたAsia&Resortの朝ごはん

 

色々試食したいので、ちょっとずつ7種類お皿にのせてみました。

カレーも美味しかったですが、真ん中のウインナーが入った炒め物が異様においしかったですね。写真見てたらまた食べたくなってきましたw

 

このAsia Hotel & Resortsというホテル、かなりおススメなのでダッカに行く際は是非泊まってみてください。

7000円〜8000円払うだけで富裕層になれますよw

Asia Hotel & Resorts - agoda -

外に出るとギャップがヤバい

Asia&resortのすぐ近くの汚い道

 

外に出てみると一気にリアルな発展途上国の風景になってギャップがスゴイです。これホテルのすぐそばなんですけどね・・そうは思えないw

 

バングラデシュの混沌とした街並み

インド・バングラデシュ関連の記事まだまだあります


ダッカって、こう見えて意外とメルヘンなスポットとかあるんですよ。ピンクの王宮の紹介。

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インドに実際行ってわかった治安の話も。

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以上、コルカタ〜ダッカを電車・バスでその日じゅうにたどり着けるかチャレンジでした。

【バンコク】ドンムアン空港から中心部までは鉄道がオススメ!その理由を解説

こんにちは、どすこいです。

 

以前の記事でも何度か書いてますが、僕いつも空港から街の中心に行くときは、できる限り鉄道で行きます。

タクシーやバスも確かに便利なんですが、なんか味気なくないですか?やっぱり都会には鉄道で向かいたいですよ。

 

そして出来ることならその鉄道で、上野や阪急梅田みたいなその街を代表する巨大ターミナル駅に到着したいんですね。

 

そういうターミナル駅に降り立つと「その街にたどり着いた感動」が3割増しぐらいになるんですよ〜。大都市の玄関口に降り立つあの感じ。たまらないです。

 

タイの首都バンコク近郊にある「ドンムアン空港」はそれが出来る空港のひとつで、空港のすぐ横にある「ドンムアン駅」から、バンコク中心部へ向かう鉄道が出ています。

 

今回はタイのレトロな鉄道移動の魅力を以下書いていきます。

 

 

 

 

ドンムアン空港から鉄道駅へむかう

朝4時のドンムアン空港

 

時刻はまだ朝の4時。タイの首都・バンコク近郊のドンムアン空港に到着しました。

なぜこんな朝早くに到着したのかと言うと、関空を夜中の0時に出発するエアアジアの深夜便に乗ったからです。

 

時期にもよりますが、なんとこの便、片道1万円台前半で乗れる夢のような便なんですよ。尋常じゃなく安いですよね。LCCにはホント頭あがりません。

しかも寝て起きたらタイですよ。こんな都合のいい便がありますか?

 

だから僕がタイの空港に着くのはいつも朝の4時。この時間だとまだバスは走ってないので、普通はタクシーで中心部へ向かうことになります。

 

でも・・?僕が向かうのはタクシー乗り場ではなく、上の写真で少し見えてる小さな入り口なんですね。

 

ドンムアン空港の鉄道駅への入り口

これです。鉄道駅に繋がってるようには見えないですが、よーく見ると入り口の左上のほうにRailway stationと書いてあります。

 

中の階段を上って左に進むと・・

 

ドンムアン空港から鉄道駅へ向かう通路の途中の扉

またもや鉄道駅に繋がってるとは思えない扉が“さりげなく”現れます。(ちゃんと見てないと見落とすので注意)

 

Bangkok Bound Platformと書いてある看板

 

この扉さえクリアしたらあとは簡単です。「Bangkok Bound Platform」と書いてあるところを降りれば・・

 

ドンムアン駅の切符売り場

 

駅に到着。ここの窓口で「Bangkok」と言えばキップが買えます。

 

もうこの時点で日本にはない独特な“タイのニオイ”がムンムンで、「そうそう、タイのこのニオイ癒されるよね〜」とか一人で言ってます。

タイって何とも言えない甘〜いニオイがあるんですよ。

 

本数は意外と多い

ドンムアン駅ホーム上の時刻表

ホームには時刻表も掲示されていて、乗る列車がどこから来るのかが分かります。

 

4時台はタイの地方都市を前日の夜に発車した「バンコク行きの夜行列車」が次々とここドンムアンに到着するので、なんと5本も列車が来ます。

Special Expressと書いてある列車は確か座席指定制で満席だと乗れなかったと思いますが、他は普通に乗れます。

 

つまりエアアジアの深夜便でドンムアン空港に着くと、着いて早々、タイの夜行列車を少しだけ体験しながらバンコクに向かうことが出来るんですね〜。

地方から夜行列車で来た人々と一緒に、タイの首都に“上京”するんです。

 

昭和にタイムスリップして、東北から上野に向かう夜行列車に大宮ぐらいから乗るような、そんな旅情がこの列車にはあって何度乗ってもあきません。

 

ちょうどこの写真を撮った時刻4:14分には北部の都市・Den Chaiから来た夜行列車の発車時刻。でも列車は発車どころか到着もしてません。

タイの鉄道は遅れる事が多いので、また今日も遅れてるのかな〜と思ってのんびり待ってると・・

ドンムアン駅に進入する列車

 

5分も待たずに列車の光が見えました。いやぁ〜これまた都合がいい。

 

ドンムアン駅に到着した列車の先頭

 

これまでに5回この鉄道を同じ時間帯に利用してますが、10分以上待った事はないです。

毎回“遅れてやってきた列車”にスムーズに乗ることができてます。

 

この列車ももしかしたらDen Chaiからの列車じゃなくて、數十分遅れてやってきた別の列車かもしれません。

どれに乗ってもバンコクには行くので、来た列車に乗ればそれでいいです。

 

ドンムアン駅に到着した列車の入り口

ここから乗り込みます。

インドの電車よりは危険度は低いですが、この列車もドアは開けっ放しで走ります。

昭和にタイムスリップしたような旅情がたまらない

タイ国鉄の薄暗い車両連結部

個人的には、この列車の車内最大の見どころは「薄暗い車両連結部」だと思ってます。

 

写真ではあまり伝わらないのが残念ですが、これに古い車両のニオイと、ひどい揺れ、開いたままのドア、そして夜行列車特有の静けさ。

それらが全部あわさって、この車両連結部には“何とも言えない恐ろしい雰囲気”を僕は感じるんですね。

 

これが味わい深いんです。

 

タイ国鉄車内にある洗い場

連結部の近くにあるこういう洗い場?みたいなのも何だか恐いです。

 

夜行列車の中で寝てる家族

車内の様子。夜行列車らしく眠っている人が多いです。起きてる人もボーッと外を眺めてる人が多かったですね。

 

「この家族はバンコクに出稼ぎに行ってるお父さんに夜行列車で会いに来たのかな?」とか「彼はバンコクに夢を求めて田舎から出てきたのかな?」等、勝手な妄想が膨らみます。

 

日本では東京一極集中が問題になってますが、タイのバンコクはそれを遥かに超えた極度の“バンコク一極集中”状態で、 先進国並みの生活がしたければバンコクに出ていかざるを得ない状況があります。

 

高層ビルが林立し、地下鉄がどんどん建設されるバンコクに対して、地方都市は未だに高層ビルや地下鉄はひとつもない状態。

以前ラオスの北朝鮮レストランに行った時にタイの地方都市に訪れましたが、旧態依然とした街並みでバンコクとは別世界でした。

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そんな夢の未来都市・バンコクへ向かうこの列車に乗る人々。窓の外に少しずつ見えてくる高層ビルを見て、色々な想いを巡らせているに違いありません。

スピードはかなり遅い

逆方面行きの列車とすれ違う

線路はバンコクに至るまでずっと複線のようで、時々逆方面行きの列車とすれ違います。

でもその割には駅じゃないところで長めに停車したり、ノロノロ運転をしたりと不可解な運転が続きます。

 

バスだと空港から中心部まで30分あれば移動できるんですが、列車はその倍の時間がかかるので、正直便利とは言えません。

 

早朝はまだ空港バスが走ってないので、この鉄道にも旅情以外に「安い」というメリットはあります。

でもバスが走りだす7時以降は、旅情を求めない場合はバスに乗ったほうがいいでしょう。値段も少し高い程度です。

 

地元の人も空港からの移動に鉄道は使わないそうです。だから冒頭で紹介した鉄道駅までの通路もあんな「一応行くことは出来るよ」的なものになってるんでしょうね。

近代的な空港アクセス鉄道も建設中

建設中の新しいドンムアン空港鉄道

 

ただしその状況もあと数年で終わる模様です。この古い国鉄の線路の横では、現在新しい空港鉄道が建設中で、これが出来れば電車での移動が一気にスタンダードになるでしょう。

夜行列車の乗客もここドンムアンで新しい空港鉄道に乗り換えてバンコクを目指すようになるかもしれません。

 

それぐらい現行の国鉄は遅いです。地方で乗った時は結構スピード出して速かったんですけどね。

 

バンスー駅に到着

止まったり動いたりを繰り返して、列車は途中の主要駅・バンスー駅(Bang Sue)に到着。

 

ここは地下鉄に乗りかえが出来る駅で、中目黒や代々木上原のようなポジションと言えるでしょうか。

サイアムやビクトリーモニュメント等、都心に向かうにはここで乗り換えた方が早いです。

 

でもその誘惑に負けてここで降りてしまうと、この列車に乗ったメリットが半減してしまうんですよ〜。

ここまで来たなら是非終点・クルンテープ駅まで乗るべきです。

そしてターミナル感あふれるクルンテープ駅に到着

ターミナル感あふれるクルンテープ駅

 

バンスー駅を出てもまだ不可解な運転は続きます。止まったり、動いたり・・。

しばらくすると向こうのほうにクルンテープ駅のホームが見えてきました。まもなく到着です。

 

遠くに見えるクルンテープ駅のホーム

 

ドンムアン駅から約1時間。ターミナル感溢れるクルンテープ駅に到着。やっぱりバンコクの玄関口と言えばここですよ。

ここのホームに降り立って首都の玄関口の風格を味わったあと、地下鉄に乗り、都心に向かう。

 

これが最も旅情のあるバンコクの訪れ方じゃないでしょうか。

 

ターミナル感あふれるクルンテープ駅

 

この駅ほんと華やかですよね〜。

タイがこれだけ世界中から旅行者を惹きつける理由。それはこの国に流れる独特な“癒しの空気”の存在が大きいと思うんですが、ターミナル駅でもそれは健在です。

 

忙しいはずのターミナル駅なのに、なんかノンビリしてる。不思議な空間です。

 

広々としたクルンテープ駅

 

クルンテープ駅を正面からみたところ

昭和から一気に未来都市に

と、ここまでタイの古い列車の旅情を紹介してきましたが、これはあくまでバンコクから地方へ向かう“旧態依然”とした鉄道です。

上でも述べた通り、現在の首都バンコクは他のタイの都市とは全く違う別世界になっています。

バンコクの人々がメインで使うのは最新の技術を導入した都市鉄道です。

 

バンコクの近代的な都市鉄道

 

どうですか?発展途上国の「は」の字もないですよね。

後ろの高層ビル、そしてホーム上に設置されたホームドア。一気に50年進んだ感じです。

 

つまり今回紹介した夜行列車は日本人だけじゃなく、バンコクの人々にとっても時代遅れなものなんです。

 

バンコクの地下鉄車内の様子

地下鉄車内の様子。車内放送はもちろん自動音声で、テレビもついてます。

時代遅れな吊り広告がないので、むしろ日本より進んでるとも言えますね。

 

国鉄の夜行列車とエライ違いだ・・w

 

バンコクの想像を超えた未来都市っぷりは別記事で紹介します

 

未来都市バンコクの街並み

 

以上、ドンムアン空港から鉄道に乗るメリットを書いてきましたが、共感できる点はありましたか?

どんどん往年の“タイらしさ”を失っていくバンコクの中で、この鉄道は昔ながらのタイの雰囲気をバンコク近郊にいながら感じられる貴重な乗り物だと思うので紹介しました。

 

逆に現在のバンコクがいかに別世界かというのは↓の記事で紹介してます。

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インドにビビりまくって海外用Wifiルーターをレンタルした結果【グローバルWifi】

インドで日本のウェブサイトを表示する

 

前回の記事で「インドはホンワカした空気が流れてる楽しい国だ」という事を熱弁した僕ですが、実際インドに着くまでは震えるほどビビっていました。

 

万が一のトラブルがあった時にネットが繋がらなかったら、インドだと命に関わるんじゃないか?

各地で暗躍する詐欺インド人に騙されないためには、常にネットに繋がる状態を確保してたほうがいいのでは?

 

そんな事ばかり考えていました。いや、ビビりすぎでしょw

 

なので今回、いろいろ考えた結果、生まれて初めて「海外で使えるWifiルーター」をグローバルWifiという所でレンタルする事にしたんですね。

日本の空港で受け取って、インドから帰ってきたらまた日本の空港で返すだけ。簡単です。公式サイト↓ 

世界中でインターネット!グローバルWiFi

 

しかもソフトバンクやAUなどがやってる「海外でもパケ放題」的なやつよりも安い。(今回は3Gの6日間契約で4000円台でした)

でもいくら安くても、現地でちゃんと使えなければ意味がないですよね?あのカオスなインドで本当に使えるのか、僕も出発前から気になってました。

 

という事で今回はグローバルWifiの「Wifiレンタル」は実際インドでどれぐらい使えたのか、動画を交えてレビューしていきます。

 

※この記事はインドの「コルカタ」でグローバルWifiを使ってみた感想です。首都のデリーなど、他の街では状況が異なると思うのでご注意ください。

 

  

今回グローバルWifiでレンタルしたのは4Gじゃなくて3G

 

グローバルWifiでレンタルできる機器には4Gと3Gがあるんですが、今回は遅い3Gの方をレンタルしました。

通信容量のプランも大容量ではないほうのプランです。

 

最近はグーグルマップも、事前にオフラインマップをダウンロードしとけばネット環境がなくても使えるし

予約したホテルにはWifiがあると書いてあったので、トラブルがなければそんなに使わないだろうと思ってそうしました。

空港での受け取りはめっちゃ簡単

 

グローバルWifiのルーターの受け取り方法はいろいろあるんですが、僕はロッカー受け取りにしたので、空港(関西空港)に着いてすぐ取りにいきました。

 

グローバルWifiの関西空港ロッカーの場所


場所は非常に分かりやすく、関西空港の駅を出て第一ターミナルのほうに真っ直ぐ歩いていけば、いつの間にか着いてるレベル。

ガチャが置いてあるとこの近くですね。

 

関西空港には他にもルーターを受け取れるロッカーが数カ所ありますが、第一ターミナルからの出発ならここが一番便利でしょう。

 

グローバルWifiの受け取りロッカーのQRコード読み取り機械

 

ロッカーの番号を確認してQRコードをかざすと・・

 

グローバルWifiのルーターを関西空港でゲット

 

ロッカーのロックが外れて、注文したルーターが手に入りました。めっちゃ簡単です。

 

ルーターと一緒に説明書が入ってますが、少し目を通す程度でいいと思います。

現地に着いたあと、電源ボタンを長押しして、本体に書かれてるパスワードをスマホ側で入れれば簡単にネット接続できますから。

実際にインド・コルカタで使ってみました

インド・コルカタのシアルダー駅

 

そして震えながらやってきたインド・コルカタ。

噂どおりのカオスな雰囲気で、本当にこんな所で日本から持ってきたルーターなんて使えるのか?と思いたくなるレベルの異世界です。

 

今回は、朝5時なのに人で溢れかえるコルカタのターミナル・シアルダー駅で使ってみました。

 

※現在動画の公開停止中。この記事アクセス少ないんですよw

 

 

どうですか?最初ややモタつきがありましたが、そのあとは比較的スムーズに使えていますよね。

充分実用に耐えるスピードだと思います。

 

日本のYahoo!の台風のニュースをストレスなく普通に読むことができました。

 

インドの駅で日本のサイトを表示する

強烈な異世界の中に浮かびあがる日本の日常。神秘的です。

 

ただ実は言うとこのWifiルーター、常に快適なスピードで使えた訳ではありません。

 

むしろこのシアルダー駅での実験はかなり上手くいった方で、他の場所ではこれよりも通信速度が遅いことが多々ありました。

 

※ここにも動画があったんですが現在停止中。近日中に復活します

 

この動画はコルカタのパークサーカス地区でグローバルWifiのルーターを使ってみたもの。

シアルダー駅での実験に比べると、読み込み速度が大幅に落ちています。

 

4Gではなくて3G版を使っているからなのか、現地の電波状況に問題があるのか、もしくは僕の使い方に問題があるのか・・。

真相は分かりませんが、遅い時は本当に遅かったです。

 

グローバルWifiの電波を拾っている状態

こんな感じでWifiルーターから出る電波を拾って使います。


という事で、お世辞にも100点満点とは言えない使い心地だった「グローバルWifi」の海外用ルーター。

しかし冒頭でも述べた通り、今回の使用目的はあくまで「ネット回線を確保する事で少しでもインドでの不安を解消したい」だけでした。一種のお守りです。

 

その点ではグローバルWifiのルーターはちゃんと仕事をしてくれたかな?とは思います。

今回のインドでグローバルWifiが役にたったのはこんな時

 

あと「お守り」という機能以外に、実際に役に立った場面もありました。

 

コルカタ随一の観光地・ビクトリアメモリアルに行った時のこと。

入り口横のチケットカウンターを見てふと思ったんです。

 

「500ルピーって日本円でいくらだっけ?」

 

コルカタのビクトリア・メモリアルの入場料が書いてある看板

コルカタのビクトリア・メモリアルの入場料は500ルピー(外国人)

 

バカ丸出しですが、僕こういうのよくあるんですよ。数字に興味がないから忘れてしまうんです。

 

そこでWifiルーターの出番。

この時も読み込みに時間がかかってましたが、ルーターの電源を入れてGoogleで「ルピー レート」と入れると20秒後ぐらいに「1.53円」と表示されました。

 

20秒待ったものの、ちゃんと欲しい情報を表示してくれたので、この時は本当に助かりましたよ。

値段がよく分からないままお金使ってたら、観光地で暗躍する詐欺インド人にボッタクられても気がつかないですからね。危ないところでした。

 

これケータイキャリアがやってる海外パケ放題だと、この「1.53円」を調べる為だけに海外パケ放題をスタートする事になるので、躊躇してしまうんですね。

こんなバカ丸出し事案のために海外パケ放題なんか使いたくないじゃないですか。

 

グローバルWifiだって料金は毎日発生してるので、気持ちの問題と言えばそうなんですが、Wifiルーターをレンタルしたほうが旅先で何も考えず気軽に使えるというメリットはあると思います。

 

インドに限らず、旅先で困ったときに気軽にWifiを使いたい!という方はグローバルWifiのレンタルはちょうどいいんじゃないでしょうか。

 

さらに詳しいことは公式サイトで確認してみてください。

世界中でインターネット!グローバルWiFi

 

以上、インド・コルカタでグローバルWifiの海外用ルーターを使ってみた話でした。

 

関西弁で書かれた文章

関西空港のロッカーに書かれた関西人へのメッセージ

インドに関する記事たくさんあります

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インドは本当に「気軽に行けない危険な国」なのか?お答えします。

インドの子供

 

こんにちは、どすこいです。

 

突然ですが「インド」と言われてイメージするのはどんな事ですか?

 

「治安が悪くて気軽に旅行できない」「胡散臭いインド人が街中にいる」「病気になって動けなくなる」・・インドっていいイメージほとんどないですよね。

 

確かにイメージ通り、インドは何から何までメチャクチャで、日本では考えられない事がそこら中で起こっていました。

前回の記事ではその中でも特に衝撃的な、インドの電車について紹介しましたね。

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線路の上を普通に歩く人々、人がはみ出しているのに猛スピードで走る電車・・。その衝撃は相当なものでした。

上の記事を読むと「ほらやっぱりイメージ通り、インドはヤバい国だ。危険だから行くべきじゃない」そう思うかもしれません。

 

でも、実際にインドを数日旅行してみて、僕が得た感想はその逆です。

 

「インドは確かに日本と全く違う異世界だけど、最低限の警戒さえしてれば全然問題ないじゃないか。みんなもっと気軽に行けばいいのに!

 

なぜそう思ったのか?今回はインドの「安全」に関することを書いていきたいと思います。

 

※今回の記事はインド東部にある大都市「コルカタ」に行って感じたことを書いています。他の街は様子が異なるかもしれません。

 

 

インドは確かに“いろいろおかしい” 

 

多くの人がイメージする通り、確かにインドは先進国の人間からすると強烈に「おかしな国」です。

 

これまでに僕は欧米の先進国や、中国や韓国などの「東アジア」、タイやベトナム等の「東南アジア」に行った事がありますが、

インドはそれらのどの国でも見たことのない光景のオンパレードでした。

 

例えば道を歩いていたらヤギがこんな感じでゴロンと寝っ転がってたり

インドの路上のヤギ

 

歩道に設置されたミニ浴場(?)でオッサンが身体を洗っていたり

 

インドの路上にある浴場

 

道ばたで、もうすぐ命を絶たれてしまうニワトリ達が順番を待っていたり(街のあちこちで屠殺が行われてる)

 

インドのニワトリ

 

ちょっとその辺を歩くだけで、これだけの非日常に出会える国を僕は他に知りません。

1時間も散歩すれば本が一冊書けてしまう。それがインドなんです。

 

 

次々と話しかけてくる「お茶目なインド人」

お茶目なインド人

 

“インドの強烈なおかしさ”を語る上で欠かせない事がもう一つあります。それは道端に大量にいる「お茶目なインド人たち」です。

上の写真の彼みてくださいよ、どうですか?最高にお茶目ですよね。

 

彼はリクシャー(人力車)の人なんですが、道ばたを歩いてたら「ちょっとそこまで乗ってかない?」と聞いてきたので

「いや、いいよ。今さんぽしてるから。それより写真どう?」と言ってカメラを向けたらこのポーズです。

 

で、写真撮ってすぐ「バイバーイ」と言ったら、向こうも「バイバーイ」と言ってあっさり去って行きました。

ネット等でよく言われる「しつこくつきまとってくる詐欺インド人」のイメージとは真逆ですよね。

 

でも実際、インドの道ばたで話しかけてくる人ってだいたいこんな感じなんです。

 

上の彼はリクシャーの人なので営利目的で話しかけてますが、そんな人はむしろ少数派です。

路上で話しかけてくるほとんどの人は、単に「外国人が珍しいから喋ってみたい」だけの人なんです。

インドの街に流れるホンワカした空気

 

街を歩いてると道ばたの人が「写真撮って〜!」と言って話しかけてきて

写真を撮ってと言われて撮ったインド人の写真

こんな感じでパシャっと写真を撮ってあげると

 

「お〜、いい写真とれたね〜。どこから来たの?日本?ナイストゥーミーチュー!じゃあバイバーイ!」

 

だいたいこんな感じです。金銭を要求してきたり、物を売りつけてくることは基本ありません。ただ純粋に外国人とお喋りしたい。本当にそれだけなんです。

 

他の国だと道ばたで話しかけてくる人って、ほとんどが営利目的だったり、「ヘイチャイニーズ!」とか言ってバカにしてきたり、そんな奴らばかりですよね。

 

でもインドは違います。現地の普通の人が、道ばたの外国人にフレンドリーに話しかけてしまうような、ホンワカした雰囲気が街全体に流れてるんです。

 

もちろん道ばたにいるインド人100%全員がお茶目とは限らないので、最低限の警戒は必要です。なかには悪いヤツもいるでしょう。

でも少なくともインド・コルカタの場合、「みんなが話しかけてくる=危険」という方程式は成り立たないですね。

「おかしい」けども「他と比べて特別危険」ではない

インドの綺麗な街角

ではなぜインドと言えば「ヤバいインド人にしつこく付きまとわれてエラい目にあう」イメージがあるんでしょうか?

その答えは簡単です。インドに着いてすぐ観光地に行くからです。

 

ここまで書いてきた「お茶目なインド人」の話は、街の大半を占める“観光地ではない地区”の話なんですね。

でもやっぱり旅行で来たからには、まず初めに観光地に行きたくなるじゃないですか。するとそこには・・大量のクソみたいなインド人があなたを待ってます。

 

彼らは旅行者を「お金」だとしか思ってないので、全くお茶目ではないし、外国人との交流なんて全く興味がありません。そしてものすごくしつこいです。

 

やり方もめちゃくちゃで、

  • 急に横で観光地の説明をはじめてお金を要求してくる
  • 道を通せんぼして、お金の入った入れものを目の前に突き出して「さぁ〜いくら入れるのかなぁ〜?」としつこく迫る
  • 「ビンディ」というおでこに付ける赤い点を急につけてきてお金を要求してくる

 

これですよ。このクソみたいな詐欺師の活動が「インドのイメージ」として世界中に広がってしまってるんです。本当に悲しい話ですよね。

ごく一部のクソインド人の活動によって、こんなにお茶目な人々がいっぱいのインドが、騙すか騙されるかの戦場のように思われている。悲しすぎます。

 

今もこれ書いてて腹が立ってきました。

インドに来てすぐに観光地に行ってはいけない

コルカタのビクトリアメモリアル

インド・コルカタ屈指の観光地、ビクトリアメモリアル

 

インドに来て早々、そんなクソインド人が暗躍する観光地に行ってしつこく付きまとわれたら、そりゃあイメージ最悪ですよね。

たとえそのあと“観光地じゃない地区”に行って、お茶目なオッサンに声をかけられたとしても、恐くて楽しく話す気になんてなれないでしょう。

 

だからそうならない為にも、初めてのインド旅行では、着いてすぐ観光地に行かないことをオススメします。

まずは“観光地じゃないエリア”を散歩してみて、お茶目なインド人にたくさん触れたあとに観光地に行ってみてください。

 

すると「あれっ、この人、これまでに出会ったお茶目なインド人と何かが違うぞ」と、クソインド人の違和感に気づけるようになります。

彼らは外国人に慣れているし、表情や雰囲気も一般的なインド人とは少し違うので、“普通のインド人”を知っていれば「おかしい」というのがすぐに分かります。

 

そして目の前に立ちはだかったインド人が「クソなほう」のインド人だと分かれば、もう気を使う必要はありません。強く追い払うか、完全無視を決め込みましょう。

向こうは私たち旅行者を人とは思ってないので、こちらも向こうをゴミ扱いして問題ありません。

 

そんな感じでクソインド人をちゃんと追い払う事ができれば、その他は何も恐ろしいことはありません。

インドは他の国と比べて特別危険な国ではないです。

 

 

インドは現代に残る数少ない“ガチの外国”

インドらしい光景

 

最近は国際化が進んで、特に大都市はどこの国も似たような景色が増えつつあると思うんですが、そんな中でインドは数少ない“ガチの外国”だと言えます。

普通は旅行というのは観光地に行って、有名な景色を見たりするのがメインになりますよね。でもインドでは観光地はもはや「オマケ」でしかありません。

 

よほど有名なとこ以外は行く必要がないし、行こうとも思わないでしょう。

 

インドの最大の魅力は「お茶目なインド人との触れ合い」そして「強烈な異世界を体感できる」事だと思います。

時間とお金が許すなら是非、死ぬまでに一度インドを体感しに行ってみてください。

 

最近ではLCCを使うとバンコク経由で片道3万円かからない値段で行けたりします。(実際僕は9月下旬にその値段で行きました)

 

LCCの航空券を探す方法はいくつかありますが、僕は毎回「サプライス」というサイトを使っています。

このサイトは最低価格保証をしてる上に、ランダムでクーポンも発行してるので、かなり安く予約できます。ぜひ使ってみてください。

サプライスで格安航空券を検索してみる

コルカタは初インドに最適の都市

 

上でも述べましたが、今回の話はインドの「コルカタ」に行って僕が感じたことをまとめたものです。

首都のデリーやムンバイ、南部の都市ではまた様子が異なると思います。

 

いずれ他の都市も全部行こうと思ってるんですが、現時点で僕が言える事は「コルカタは初インドに最適の都市」ということ。

コルカタはインドの中で最も日本に近い位置にあるし、ネパールやバングラデシュも飛行機ですぐ行けます。非常にオススメです。

 

ちなみに今回の旅では、インド以外にすぐ隣のバングラデシュにも行ったんですが、そこもコルカタに負けないぐらいお茶目な人々で溢れかえっていました。また別記事で紹介します。

 

インドに関しては英語に関する記事や

www.nihongodedozo.com

 

インドで食中毒に震えながらカレーを食べた記事も人気なので、ぜひ読んでみて下さい。

www.nihongodedozo.com 

以上、インドは本当に気軽に行くべき国ではないのか?という話でした。