インドは本当に「気軽に行けない危険な国」なのか?お答えします。
こんにちは、どすこいです。
突然ですが「インド」と言われてイメージするのはどんな事ですか?
「治安が悪くて気軽に旅行できない」「胡散臭いインド人が街中にいる」「病気になって動けなくなる」・・インドっていいイメージほとんどないですよね。
確かにイメージ通り、インドは何から何までメチャクチャで、日本では考えられない事がそこら中で起こっていました。
前回の記事ではその中でも特に衝撃的な、インドの電車について紹介しましたね。
線路の上を普通に歩く人々、人がはみ出しているのに猛スピードで走る電車・・。その衝撃は相当なものでした。
上の記事を読むと「ほらやっぱりイメージ通り、インドはヤバい国だ。危険だから行くべきじゃない」そう思うかもしれません。
でも、実際にインドを数日旅行してみて、僕が得た感想はその逆です。
「インドは確かに日本と全く違う異世界だけど、最低限の警戒さえしてれば全然問題ないじゃないか。みんなもっと気軽に行けばいいのに!」
なぜそう思ったのか?今回はインドの「安全」に関することを書いていきたいと思います。
※今回の記事はインド東部にある大都市「コルカタ」に行って感じたことを書いています。他の街は様子が異なるかもしれません。
- インドは確かに“いろいろおかしい”
- 次々と話しかけてくる「お茶目なインド人」
- インドの街に流れるホンワカした空気
- 「おかしい」けども「他と比べて特別危険」ではない
- インドに来てすぐに観光地に行ってはいけない
- インドは現代に残る数少ない“ガチの外国”
- コルカタは初インドに最適の都市
インドは確かに“いろいろおかしい”
多くの人がイメージする通り、確かにインドは先進国の人間からすると強烈に「おかしな国」です。
これまでに僕は欧米の先進国や、中国や韓国などの「東アジア」、タイやベトナム等の「東南アジア」に行った事がありますが、
インドはそれらのどの国でも見たことのない光景のオンパレードでした。
例えば道を歩いていたらヤギがこんな感じでゴロンと寝っ転がってたり
歩道に設置されたミニ浴場(?)でオッサンが身体を洗っていたり
道ばたで、もうすぐ命を絶たれてしまうニワトリ達が順番を待っていたり(街のあちこちで屠殺が行われてる)
ちょっとその辺を歩くだけで、これだけの非日常に出会える国を僕は他に知りません。
1時間も散歩すれば本が一冊書けてしまう。それがインドなんです。
次々と話しかけてくる「お茶目なインド人」
“インドの強烈なおかしさ”を語る上で欠かせない事がもう一つあります。それは道端に大量にいる「お茶目なインド人たち」です。
上の写真の彼みてくださいよ、どうですか?最高にお茶目ですよね。
彼はリクシャー(人力車)の人なんですが、道ばたを歩いてたら「ちょっとそこまで乗ってかない?」と聞いてきたので
「いや、いいよ。今さんぽしてるから。それより写真どう?」と言ってカメラを向けたらこのポーズです。
で、写真撮ってすぐ「バイバーイ」と言ったら、向こうも「バイバーイ」と言ってあっさり去って行きました。
ネット等でよく言われる「しつこくつきまとってくる詐欺インド人」のイメージとは真逆ですよね。
でも実際、インドの道ばたで話しかけてくる人ってだいたいこんな感じなんです。
上の彼はリクシャーの人なので営利目的で話しかけてますが、そんな人はむしろ少数派です。
路上で話しかけてくるほとんどの人は、単に「外国人が珍しいから喋ってみたい」だけの人なんです。
インドの街に流れるホンワカした空気
街を歩いてると道ばたの人が「写真撮って〜!」と言って話しかけてきて
こんな感じでパシャっと写真を撮ってあげると
「お〜、いい写真とれたね〜。どこから来たの?日本?ナイストゥーミーチュー!じゃあバイバーイ!」
だいたいこんな感じです。金銭を要求してきたり、物を売りつけてくることは基本ありません。ただ純粋に外国人とお喋りしたい。本当にそれだけなんです。
他の国だと道ばたで話しかけてくる人って、ほとんどが営利目的だったり、「ヘイチャイニーズ!」とか言ってバカにしてきたり、そんな奴らばかりですよね。
でもインドは違います。現地の普通の人が、道ばたの外国人にフレンドリーに話しかけてしまうような、ホンワカした雰囲気が街全体に流れてるんです。
もちろん道ばたにいるインド人100%全員がお茶目とは限らないので、最低限の警戒は必要です。なかには悪いヤツもいるでしょう。
でも少なくともインド・コルカタの場合、「みんなが話しかけてくる=危険」という方程式は成り立たないですね。
「おかしい」けども「他と比べて特別危険」ではない
ではなぜインドと言えば「ヤバいインド人にしつこく付きまとわれてエラい目にあう」イメージがあるんでしょうか?
その答えは簡単です。インドに着いてすぐ観光地に行くからです。
ここまで書いてきた「お茶目なインド人」の話は、街の大半を占める“観光地ではない地区”の話なんですね。
でもやっぱり旅行で来たからには、まず初めに観光地に行きたくなるじゃないですか。するとそこには・・大量のクソみたいなインド人があなたを待ってます。
彼らは旅行者を「お金」だとしか思ってないので、全くお茶目ではないし、外国人との交流なんて全く興味がありません。そしてものすごくしつこいです。
やり方もめちゃくちゃで、
- 急に横で観光地の説明をはじめてお金を要求してくる
- 道を通せんぼして、お金の入った入れものを目の前に突き出して「さぁ〜いくら入れるのかなぁ〜?」としつこく迫る
- 「ビンディ」というおでこに付ける赤い点を急につけてきてお金を要求してくる
これですよ。このクソみたいな詐欺師の活動が「インドのイメージ」として世界中に広がってしまってるんです。本当に悲しい話ですよね。
ごく一部のクソインド人の活動によって、こんなにお茶目な人々がいっぱいのインドが、騙すか騙されるかの戦場のように思われている。悲しすぎます。
今もこれ書いてて腹が立ってきました。
インドに来てすぐに観光地に行ってはいけない
インドに来て早々、そんなクソインド人が暗躍する観光地に行ってしつこく付きまとわれたら、そりゃあイメージ最悪ですよね。
たとえそのあと“観光地じゃない地区”に行って、お茶目なオッサンに声をかけられたとしても、恐くて楽しく話す気になんてなれないでしょう。
だからそうならない為にも、初めてのインド旅行では、着いてすぐ観光地に行かないことをオススメします。
まずは“観光地じゃないエリア”を散歩してみて、お茶目なインド人にたくさん触れたあとに観光地に行ってみてください。
すると「あれっ、この人、これまでに出会ったお茶目なインド人と何かが違うぞ」と、クソインド人の違和感に気づけるようになります。
彼らは外国人に慣れているし、表情や雰囲気も一般的なインド人とは少し違うので、“普通のインド人”を知っていれば「おかしい」というのがすぐに分かります。
そして目の前に立ちはだかったインド人が「クソなほう」のインド人だと分かれば、もう気を使う必要はありません。強く追い払うか、完全無視を決め込みましょう。
向こうは私たち旅行者を人とは思ってないので、こちらも向こうをゴミ扱いして問題ありません。
そんな感じでクソインド人をちゃんと追い払う事ができれば、その他は何も恐ろしいことはありません。
インドは他の国と比べて特別危険な国ではないです。
インドは現代に残る数少ない“ガチの外国”
最近は国際化が進んで、特に大都市はどこの国も似たような景色が増えつつあると思うんですが、そんな中でインドは数少ない“ガチの外国”だと言えます。
普通は旅行というのは観光地に行って、有名な景色を見たりするのがメインになりますよね。でもインドでは観光地はもはや「オマケ」でしかありません。
よほど有名なとこ以外は行く必要がないし、行こうとも思わないでしょう。
インドの最大の魅力は「お茶目なインド人との触れ合い」そして「強烈な異世界を体感できる」事だと思います。
時間とお金が許すなら是非、死ぬまでに一度インドを体感しに行ってみてください。
最近ではLCCを使うとバンコク経由で片道3万円かからない値段で行けたりします。(実際僕は9月下旬にその値段で行きました)
LCCの航空券を探す方法はいくつかありますが、僕は毎回「サプライス」というサイトを使っています。
このサイトは最低価格保証をしてる上に、ランダムでクーポンも発行してるので、かなり安く予約できます。ぜひ使ってみてください。
コルカタは初インドに最適の都市
上でも述べましたが、今回の話はインドの「コルカタ」に行って僕が感じたことをまとめたものです。
首都のデリーやムンバイ、南部の都市ではまた様子が異なると思います。
いずれ他の都市も全部行こうと思ってるんですが、現時点で僕が言える事は「コルカタは初インドに最適の都市」ということ。
コルカタはインドの中で最も日本に近い位置にあるし、ネパールやバングラデシュも飛行機ですぐ行けます。非常にオススメです。
ちなみに今回の旅では、インド以外にすぐ隣のバングラデシュにも行ったんですが、そこもコルカタに負けないぐらいお茶目な人々で溢れかえっていました。また別記事で紹介します。
インドに関しては英語に関する記事や
インドで食中毒に震えながらカレーを食べた記事も人気なので、ぜひ読んでみて下さい。
以上、インドは本当に気軽に行くべき国ではないのか?という話でした。