本当の自由とは何か?ニートを経験してわかったこと
こんにちは、ニート経験者のどすこいです。
「働かずに生きていけたらどんなに幸せだろう・・」
「あぁ自由が欲しい!好きな時に起きて、寝る生活がしたい!」
そんな風に思ったことはないですか?
毎日、朝から晩まで仕事で、休みの日は疲れ果てて何もする気がしない・・そんな生活をしてるとニートに憧れたりしますよね。
分かります。その気持ちは分かるんですが「毎日が休み」って長期間になると思いのほか大変ですよ!
なんでそんな事が言えるかというと、冒頭でも言った通りボク「究極の自由」を手に入れたことがあるんです。
1年ちょっと前にいろいろあって「30超えたおっさんが」「実家で」「4ヶ月」のニート生活をすることに成功しました。
全く自慢することではないんですが、本気で羨ましいと思う人もいるかもしれないので、自慢げにもう一度いいます。
僕はこの厳しい日本社会で、4ヶ月のニート生活をゲットすることに成功しました。
実家でのニート生活だったので、家事も一人でする必要はなく、一日の9割以上は自由な時間でした。
日本でトップレベルに入る自由な男だったと思います。
収入がないのでお金に関しては不自由でしたが、僕はネット環境さえあれば何時間でも楽しめる系のクズ人間なので、それも問題なし。
という事で、ワクワクしながら4ヶ月間のニート生活に突入したわけですが、実際やってみると予想外の困難や苦しみがありました。
今回はその辺をみなさんとシェアしたいと思います。仕事やめてニートになりたい!と思ってる人の参考にもなるかもしれません。
ニートになると「やりたい事」しかしなくなる
当たり前といえば当たり前ですが、人はニートになったその日から「やりたいこと」しかやらなくなります。
僕の場合それは
- ブログを書く
- ツイッター
- Youtubeみる
- シムシティ(都市開発ゲーム)をする
- その他、ネット上をウロウロする
だったんですが、本当にそれしかしなくなりました。
もちろんご飯を食べたり、家の用事を手伝ったりする時間はありましたが、それでも一日の9割以上は、上に書いた5つの事しかしなかったですね。
そんな感じで、来る日も来る日もずーっと家の中で「やりたい事」しかしない。ニートというかもう引きこもり状態。
やりたい事は全て家の中でできるから、自然とそうなります。たまに友達と会うとき以外、ほぼ外には出ませんでした。
「自由」との戦いが始まる
何かを強制的にやらされる事が一切ない暮らし。
最初はそんな生活が最高に楽しくて夢のようだったんですが、1週間を超えたあたりからだんだん、そんな生活が「当たり前」になってきます。
「自由」のありがたみを感じなくなってくるんですね。朝早く起きなくていいのは当たり前。やりたい事を思う存分できるのも当たり前。
本当にやりたい事しかしないので、行動がワンパターンになってきます。
「寝る」「やりたい事やる」「ご飯食べる」「風呂入る」これがひたすら繰り返されるだけ。
そして3週間を超えると、だんだんそのパターンを繰り返すのもしんどくなってきます。
最初は「楽しい」と思ってやってた趣味もあまり楽しいとは思えないし、PCの前に座るとため息もこぼれます。
「さぁ・・今日は何しよっかな・・。」
ニートは何をしてもいい反面、何をするか常に自分で決めないといけないんですね。
これが数日の休みなら「今日は何しよっかな〜」という感じで楽しいですが、3週間を超えるとそれも面倒になってきます。
ニートの「自由」に休みはありません。これホントしんどかったです。
働いてたら、日々やることの大半は会社が決めてくれますよね。やれって言われたことをやってれば1日が終わる。
これって実はすごい事なんですよ。
「苦しみ」あっての「幸せ」
今回の話はあくまで僕の例なので、人によって違うかもしれません。
趣味が発達してる人は「何をしようかな・・」とか考えなくても、毎日がパーティみたいになるのかもしれません。
でも僕が思うに、大半の人は3週間もすればニート生活に飽きがきます。
何も強制されない環境で生活すると、人って同じ事しかしなくなるんですよ。
いくら好きなことでも毎日毎日同じことをやってると、さすがに飽きます。
やっぱり人間ある程度「やりたくないこと」をしないと「やりたいこと」をちゃんと楽しめないように出来てるんじゃないですかね。
もしかしたら長い間学校や会社に所属してたせいで、「自分でやる事を考える」という能力が退化してしまっただけかもしれませんが。
そしてニートを卒業
という事で「自由との戦い」に負けたので、今は新しい仕事をゲットして働きつつブログとYouTubeを更新しています。
やっぱ人間、仕事しなきゃダメですよ。
凡人が「やりたくない事」をしないといけない理由は、この記事を読んでみて下さい。
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