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お金もってるのに無一文?中国・深センで大変なことになった!

中国・深センの繁華街

中国・深センの繁華街

 

皆さんこんにちはどすこいです。

今回は僕が中国・深センに行った時にやってしまった、とんでもない失敗をシェアしようと思います。

 

「あっ、しまった〜。飛行機に乗るまえにお金を両替するの忘れてた〜」←この一つの失敗だけで無一文になってしまった話です。

 

 

 

 

LCCは深夜便が安い


みなさんは、海外に行く時にお金の両替はどうしてますか?

僕は日本で少し両替して、現地の空港でまた少し。残りはレートが一番いい繁華街で。という場合が多いです。

 

でも人によっては「現地に着いてから両替する派」の人もいますよね。大抵の場合それでも問題は起こらないと思います。

行き先がまともな国で、さらにまともな時間ならね・・。

 

ここ数年でLCCがかなり飛ぶようになって、夜遅い時間に空港に着く便に乗ることが増えました。深夜便は安いですからね。

夜遅い空港に到着することで心配になるのは治安ですが、「現地に着いてから両替する派」の人は心配するのは治安だけじゃダメなんですよ。

 

現地のお金を持たない状態で、まともじゃない国に、まともじゃない時間に着いてしまうと大変な事になるんです!

地下鉄の終電を心配しすぎて起きた悲劇

 

事件が起きたのは日本→タイ→中国→日本という行程の旅行をした時。

タイから中国・深センに飛ぶ便が22:50着と遅めで、旅行が始まってからもずっと不安だったんです。

 

でも心配していたのは治安でもお金でもなくて、地下鉄の終電でした。

 

僕、空港に鉄道がある場合は、ぜひそれに乗って街まで行きたいんですよ〜。

しかも深センの空港から出てる地下鉄は、駅と駅の間が長めで、実質的に「快速」と言えるような路線なんですね。

 

そんな路線、僕が知るかぎり中国では深センだけなので、是非それに乗ってホテルまで行きたかったんです。(ホテルもその沿線にとった)

 

空港到着は22:50分で終電は0:01分。「なんだ余裕じゃないか」と思うかもしれませんが、入国審査があるので、飛行機が30分でも遅れるとギリギリになります。

 

さぁ終電に間に合うのか?間に合わないのか?お願いだから遅れずちゃんと飛んでくれ〜!

 

・・そんな事をずっと考えてたからか、飛行機に乗る前に、タイのお金を中国のお金に両替するのを忘れてしまったんですね〜。本当にバカです。クソボケです。

 

その結果、中国のお金を全く持たない状態で夜23時の深センに到着することに。

そして無一文に

 

それでも「中国は何だかんだ言って政治以外は結構まともな国」だと思っていた僕は、両替してない事に気づいたあとも、全然心配してませんでした。

どっかひとつぐらい両替所あいてるだろう。そう思ってたんですね。

 

でも入国審査を終えて、両替しようと空港内を歩き回ること20分。

 

「あれっ、おかしいなぁ・・どこも開いてないような・・」

 

この時間に開いてる両替所はどこにあるのか、ちょうど空港の職員っぽい人が通りかかったので聞いてみると

 

「今の時間はもうどこも開いてないよ」との返事。

 

やっとそこで僕は、地下鉄の終電の心配なんてしてる場合じゃないって事に気づいたんですね。

僕はいつの間にか地下鉄の運賃(約90円)を払う経済力を喪失していたんです。いくら電車が動いていたって乗れません。中国のお金を持ってないんですから。無一文ですから。

 

財布の中にはタイのお金が2万円分、日本円が3万円が入っていました。でも、もうすぐ来る終電には乗れない。

 

終電どころか、バスにもタクシーにも乗れない。

 

ホテルにも行けない。

 

・・どうすんの??

 

 

 

クレジットカードも使えない

 

深センの空港は24時間オープンの空港じゃないので、夜中は閉まってしまいます。そこで夜を明かすことも出来ません。

クレジットカード(VISA)は持ってるんですが、地下鉄、バス、タクシーでは使えない。

 

このままだと予約したホテルを放棄して、クレジットカード払いが可能な空港近くのホテルを探して泊まるしかありません。(たぶん割高)

 

せっかくLCC使ったりして旅費を節約してるのに、それは避けたいところ。

 

困ったなぁ〜と思って空港内を引きつづき歩いていると、インフォメーションセンターみたいなところがあったので、もう一度聞いてみると意外な返事が。

 

「ホテルに行きたいの?じゃあ私の友達のタクシー運転手呼んであげる!彼なら日本円でもオッケーだから」

 

その時は、そのインフォメーションセンターのお姉さんが女神に見えましたね。

よかった〜とりあえずホテルまでは行ける。インフォメーションセンターの人が連れて来る人なら大丈夫だろう。

そう思ってたんです。

そして現れたボッタクリ白タク

 

待つこと3分。奥のほうから謎のオッサンが登場。

オッサン「タイのお金じゃ乗せられないけど、日本円も持ってるんだよな?じゃあOK。ホテルまで一万円で連れてってやるよ。駐車場からタクシー持ってくるから待ってて」

 

どう見ても無許可営業してる白タクじゃないっすか・・。 なんでインフォメーションセンターのお姉さんが白タク連れてくるんだよ〜。

てか値段おかしいでしょw ここ中国だよ?

 

「一万円?何言ってんの??それならもうクレカで泊まれるホテル探すわ。もういい」

そう言って去ろうとするとオッサンが困った顔で一言

 

「じゃあ5000円でどう?」

 

なんでいきなり半額になってんのwww

 

白タクのオッサンと中国語会話教室

 

いつのまにか時刻は深夜0時20分。空港もクローズの準備を始めています。

ホテルは巨大な空港を超えた向こう側にしかありません。

 

そして目の前にいる白タクのオッサンと、無一文の自分。

 

僕「ほんとに5000円で行ってくれるの?大丈夫??(それでもボッタクリだけど)」

 

オッサン「おう。5000円でいいよ!特別サービスだ」

 

一応「そんなこと言ってない」と言わせないように、紙に5000円という字を書かせて渋々白タクに乗る事に。

 

スマホの地図アプリで現在地は確認できるので、もし変な方向に走りだしたら無理矢理おりればいいし、オッサンと中国語会話の練習もできるからまぁいいか。

そう自分に言い聞かせて、怪しい白タクツアーに参加する事になりました。

 

外国語はトラブルの時ぐらいしか頻繁に使わない

 

海外に興味ない人にとっては意外な事だと思うんですが、外国語って、旅行が問題なくスムーズにいってしまうと、あんまり使う事がないんですね。

使っても「これ下さい」とか「はい・いいえ」「ありがとう」等の短いフレーズがほとんど。

 

今回の旅行でも、ちゃんと両替ができて地下鉄に乗れていたなら、ホテルに着くまでほとんど中国語を話すことはなかったでしょう。

 

でも無一文になった今回は違います。インフォメーションセンターのお姉さんや白タクのオッサンとかなりの量の中国語会話ができてるんです。

これは語学好きの僕としては感無量で、多少ボッタクられても中国語レッスン代だと思って快く払おうと思ってました。

 

そしてホテルの最寄駅に到着すると・・

 

「じゃあ8000円ね」

 

やっぱり5000円じゃなくなってるwwwwww

 

さっきオッサンに書かせた5000円の文字を見せながら大声で交渉した結果、最終的には7000円で決着。

オッサンぼろ儲けです。

 

お釣りとして3000円分の中国元を僕に手渡して、白タクのオッサンは笑顔で走り去っていきました。

 

両替所に行かずに手に入れた現地通貨。めっちゃボラれたのに、何だかそのお釣りが輝いて見えて変な気持ちでしたw

 

 

この話、後編に続きます

 

という事でついに辿りついたホテル。デポジットもオッサンから貰ったお釣りで払えて一件落着。

 

翌朝、銀行で両替できました・・と言いたいところなんですが、この「両替できない問題」はなんと翌日の夕方まで続くことになったんです!

 

ちょっと文章が長くなってきたので、その話は後編に書きます。

 

次回「どこ行っても休み!中国でひたすら両替できないバカ旅人」お楽しみに!

 

※今回の記事のアクセス数が良かったら近日書きます。それまでは関連記事をお楽しみください。

www.nihongodedozo.com

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