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【関西人へ】東京で標準語の事を「東京弁」とか言うと苦笑いされるよ!

 東京

 

こんにちは、煽り気味な題名で失礼します。

 

今回は、関西人が東京で話されてる言葉を「東京弁」とか「関東弁」と呼ぶ“現象”についてちょっと言いたいことがあるので書きます。

 

東京の人からすると「標準語」以外の呼び方は違和感しかないですよね?

東京弁なんて言葉、東京で聞く事はまずないと思います。

 

でもこの呼び方、あながち間違いでもないんですよ。どういう事か説明します。

 

 

関西人は自分たちの言葉が「訛ってる」とは思ってない

 

関西弁は長らくテレビ等のメディアの中で、標準語と並ぶ公用語の一つのような扱いで使われてきました。

 

出演者が関西弁で話しても「訛ってる〜」と突っ込まれる事はないし、バカにされる事もありません。

 

他の地方出身の人が方言を封印して標準語を話す中、なぜか関西出身の人だけは関西弁のままでも許される状況が続いています。

 

その結果、関西弁は全国で通じるし、ネットでもテレビほど多くはないですが「ワロタ」「ええんやで」等、関西弁を目にする機会は多いです。

「めっちゃ」なんて関西を飛び出して東京でも普通に使われてますよね。

 

そんな感じなので、関西人は自分たちの言葉を「東京の言葉と並ぶ日本の二大言語」ぐらいに認識しているんですね。

他地域に行っても「恥ずかしい」と思うことはありません。どこに行っても普通に話します。

 

関西弁は“方言”ではあるけども、“訛ってる”訳ではない。感覚としてはそんな感じでしょうか。(矛盾してますがw)

 

だから関西人は東京の言葉を「標準語」と呼ぶことにどうしても違和感を感じてしまうんですね〜。

 

だって、東京の言葉を「標準語」と呼んでしまったら、自分たちは標準じゃない“おかしな言葉”を喋ってるみたいじゃないですか!

 

訛ってるという認識がないのに、東京の言葉を「標準語」と呼ぶことで、自分たちが訛った言語を喋っていると認めさせられている。

 

大げさに書くとそんな感じでしょうか。

 

 

そして生まれた「東京弁」という言葉

 

その結果、関西人の口から「東京弁」もしくは「関東弁」というオリジナルな単語が出るに到ります。

ちなみに僕も東京に住んだばっかりの時は、その単語を発していました。

 

そう呼ぶことで、関西弁が「変な言葉ではない」ことをちゃんと言い表す事ができるんですね。

他地域の人からしたらどうでもいい事なんですがw

 

以前の記事で「大阪は特別な街なのかそうじゃないのかハッキリしない」という事を書きましたが、言葉でもそういう事が起こってるって事ですね。

 

第二の都市の宿命かもしれません。

www.nihongodedozo.com

東京の言葉の本当の名前は“首都圏方言”?

 

関西人が東京の言葉を標準語と呼びたがらないのにはもう一つ理由があります。

 

「標準語というのは正式にはアナウンサーが話している言葉で、東京で一般的に話されてる言葉も方言の一種だから」という理由。

 

あまり知られてませんが、東京で話される言葉には「首都圏方言」という名前が付いています。

参考↓

首都圏方言 - Wikipedia

 

これ関西人にとって非常に都合のいい事実ですよね〜。「東京弁」という言葉もあながち間違いではなかったんです。

 

東京の言葉の呼び方にこだわる関西人の多くは、これを“根拠”にしてる人もいるんじゃないですかね。

 

※ちなみにアナウンサーが話す言葉は「標準語」ではなくて「共通語」というのが正しいそうです。

でも実際の東京でそれを言うと・・?

 

でも実際、東京で話をしてる時に「東京弁」という単語を使うとどうなるでしょうか。

人にもよりますが、かなり高い確率で「標準語でしょ?」という返事が返ってきます。

  

そこでさらに上で紹介した「標準語はアナウンサーが喋る言葉で君らも訛ってる」理論を展開すると・・?

 

「へぇ〜・・そうなんだ。ハハ・・(こいつ面倒くさいなぁ)」

 

こんな感じで、もれなく苦笑いされる事になりますw

「標準語」という言葉に深い意味はない

 

なぜそんな反応をされてしまうのか?それには彼らが東京の言葉を「標準語」と呼ぶ理由に関係しています。

 

彼らは自分たちが標準的な言葉を喋ってるから、それを「標準語」と呼んでる訳ではないんですね。

単に「みんながそれを標準語と呼んでいるからそう呼んでいる」だけなんです。

 

地方の人間と一緒にするなと思ってる訳でもなく、俺たちはアナウンサーのような綺麗な日本語を話してると思ってる訳でもありません。(中にはそういう人もいるかもしれませんが)

 

あくまで「標準語」というのは“俗称”であって、深い意味はないんです。

 

だから「君らの言葉は全然標準じゃないんだぞ!」とか言われても「そうですか」以外の返答は浮かばないし

「東京弁もしくは首都圏方言と呼ぶべき!」と言われても「そうですか」以外の感想は出てきません。

 

あるのは「東京の言葉は現地では標準語と呼ばれている」という事実だけです。

 

 

どうしても嫌なら「東京の言葉」と呼ぶっていう手も

 

以上、今回はこれまでの「関西人 in 東京」シリーズ史上、最もどうでもいい事を大マジメに書いてきましたが、どうでしたか?

こういう微妙な話題ってあんまり言語化されないじゃないですか。そういうのを見つけると無性に言語化したくなるんですよ。

 

実際、首都圏に住んでる関西人で、頑なに「東京弁」という言葉にこだわる人はそんなにいないと思います。

でもどうしても標準語と呼ぶのが嫌なら、「東京の言葉」って呼んだらいいと思いますよ。

 

それなら苦笑いされる事もないし、関西弁の地位も保たれます。ぜひご検討ください。

 

東京と関西の言葉の違いについては↓の記事でも言及してます。

www.nihongodedozo.com

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以上、東京で標準語の事を東京弁って言うと苦笑いされるっていう話でした。

 

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