北海道のさらに北を走る鉄道!サハリン鉄道に乗ってきました
※この記事は、YouTubeに投稿した動画のナレーションをそのままブログ記事にしたものです。
今回やってきたのはサハリンで一番大きな駅、ユジノサハリンスク駅です。
駅の中はこんな感じで、ここでキップを買います。
上を見ると時刻表もあります。今日この駅に来る列車はこれで全部です。
このあと窓口の人がスマホでグーグル翻訳使って、片道切符は買えないって言ってる事が分かったので、往復切符を買って、帰りの分は乗らない事にしました。
そして手に入れたのがこのキップです。
一応窓口の人に、帰りは乗らないって事はできるか聞いてみたら、苦笑いして、一応クビは縦にふったので、まぁ暗黙の了解でオッケーって事ですかね。
帰りも乗っちゃうと、滞在時間が10分になっちゃうんですよ
そして発車時間が近づいてきたので、乗り場に向かいます。
乗り場はこっちって珍しく英語で書いてあるので、行ってみたんですが、駅のホームに行くトビラ、なぜか、カギかかってるんですよ。
で、窓口で聞いてみたら、外から直接、地下道を通って行って!って、身ぶり手ぶりで教えてくれました。
ちなみにこの時、窓口の人の口から出た英語は、「Street!」“道”ただそれだけです。
この地下道を抜けて、ホームにやってきました
ザ・外国という感じの低いホームです。なんかアメリカにでも来たみたいですね
待つ事数分。列車が到着。これがサハリン鉄道です。すごい迫力で鳥肌が立ってきました。
列車の中からは結構人が降りてきます。
この列車、時刻表を見る限り、そんなに遠くないとこから来た列車のはずなんですけど、意外に需要があるんですね。
それに対して、今から乗り込もうとする人は、僕を含めて5人しかいません。需要のなさが伺えます。
乗務員の人にチケットを見せると、まぁとりあえず乗って!みたいな感じで言われました。
さっそく中に入っていきます。
車内はこんな感じ。これ普通の各駅停車なんですけど、なんか特急みたいですよね。
山手線みたいな車両はやっぱりサハリンにはないんですかね。
今回乗ったのは近郊列車というタイプの列車です。
さっきも言った通り、普通の各駅停車ですね。
この列車に乗って、コルサコフという、日本にさらに近い街に向かいます。
この近郊列車はサハリンの各地で運行されてるんですが、どれも本数は一日数本しかなくて、メインの交通機関としては全く機能していません。
その代わりバスが発達していて、今から向かうコルサコフなんかは、ユジノサハリンスクからバスが20分置きぐらいに出てます。
そりゃみんなバス使いますよね。
鉄道でコルサコフに向かうなんて相当の物好きですよ。
あとサハリン鉄道ではこの近郊列車以外に、夜行列車も運行されてます。
北部のノグリキという街へ向かう列車なんですが、こっちは結構利用者いるみたいです
サハリンでは鉄道は、長距離移動する為のものっていう認識のようですね
こんな感じで完全なローカル線と化してるサハリン鉄道ですが、2年ぐらい前にはプーチン大統領が、このサハリン鉄道と、北海道のJR宗谷本線を橋で結んで、直通運転させるという信じられない構想を発表しています。
すごいですよね。
サハリンの一番南と、北海道の一番北は40キロぐらいしか離れてないので、橋をかけるのは無理ではないんでしょうけど、プーチン大統領、急にどうしたんでしょうね。
やけにフレンドリーです。
で、この構想はそれで終わりじゃなくて、さらにサハリンの北のほうでも橋をかけて、東京からシベリア鉄道経由のロンドン行きの特急列車を走らせよう!っていう、
そうだいな計画らしいんですよ
いやぁ、札幌からサハリンまでならまだしも、
東京からロンドンは無理でしょう。実現してもみんな飛行機使いますよ
まぁただ言ってみただけなんでしょうけどね。
しばらくすると、進行方向右に海が見えてきました。このままコルサコフまでずっと海沿いを走ります。
ちょうど夕焼けの時間帯だったので、海に浮かぶ夕日がとても幻想的でした。
サハリン鉄道から夕日を眺めるってなんかロマンチックですよね。そんな事ないですか?
奥のほうにうっすら陸地が見えてるんですけど、残念ながら向こう側もサハリンです。
コルサコフの駅が近づいてくると、乗務員の人が、コルサーコフ!と教えてくれました。
これがコルサコフの駅舎です。味わい深いですねー。ギリギリまで動画撮ろうと思ったんですが・・
早く降りる準備して!って感じで、ちょっと怒られました
サハリン鉄道は今、あちこちで線路の改良工事をしてるみたいなので、もし乗りに行く場合は、運休の情報とか調べていったほうがいいと思います
って言っても、あんまりネットに情報ないんですけどね・・