こんにちは、どすこいです。
先日インドのコルカタに行った時に、何度か「インドの電車」に乗ったんですが、それがあまりにも衝撃的だったので紹介します。
この1週間インドとバングラデシュに行ってました。
— どこにでも行くドスコイ (@nihongode_dozo) 2018年10月3日
噂どおりの強烈な異世界で、何からブログに書けばいいか分からないです
その中でも一番強烈だったのはやはり電車ですね
人が横にはみ出ているのがインド、上にはみ出ているのがバングラデシュです pic.twitter.com/Yo1iSmXZFX
乗る前から降りるときまで、全てがおかしい。本当にそんな電車でした。何がおかしかったのか、動画も交えて紹介していきます。
※時間ない方は【動画】のとこにある乗車動画だけでもご覧ください。ヤバいですよ。
- まずは空港から鉄道駅に向かいます
- コルカタの北千住?ダムダムジャンクション駅に到着
- 駅舎が全然見あたらない
- なぜか駅舎より先にプラットフォームに到着
- そしてついに見つけたキップ売り場
- 命がけでインドの電車に乗ってみる【動画】
- インドのヤバい“駅”にも行ってきました【動画】
- インド関連の記事まだあります。
まずは空港から鉄道駅に向かいます
という事でついにやってきました念願のインド。
今回は初インドだったので、いきなり首都のデリーに行くのではなく、東インドに位置する大都市・コルカタに行きました。
写真はコルカタの空港の様子。
カオスなインドのイメージとは対照的に、この空港はかなり先進的。インドの汚い部分はここでは一切感じません。
空港の外に出たら一気にリアルインドが始まるんですが・・ここだけは別世界でしたね。
怪しげなタクシーに乗って、空港から比較的近いところにある鉄道駅「ダムダムジャンクション駅」に向かいます。
インドのタクシーは色々とヤバい事で有名ですが、これは空港でお金を払うプリペイドタクシーなのでその辺の心配は無用。(それでもちょっと不安でしたが)
かなり酷い渋滞にハマって、タクシーはゆっくりと駅を目指します。
コルカタの北千住?ダムダムジャンクション駅に到着
30分後、無事ダムダムジャンクション駅付近に到着。
さすがに大きな駅の近くとあって結構にぎやかです。今どきっぽいインド女子の姿も見えますね。
ここは地下鉄も乗り入れる「中心部の手前にあるジャンクション駅」といった感じの駅。
東京で例えると北千住、大阪だと阪急淡路なんかが似たポジションでしょうか。
だからもし地上の電車があまりにもハイレベルで乗れなかった場合には、ここなら地下鉄でも中心部に行けるという“保険”があるんですね。だからここにしました。
駅舎が全然見あたらない
駅前まで来たものの、駅舎が全然見あたりません。高架下を歩いてると電車が減速する音も聞こえるし、駅があるのは確かなんですが・・。
駅の周りはどこを歩いても人、人、人。そして大量の車。本当にカオスです。
写真では伝わらないかもしれませんが、夜のインドは戦後の混乱期の日本を思わせる雰囲気があります。
もちろん僕自身はその日本を体験したことはありません。でもドキュメンタリーとかでそういう映像ってよく観るじゃないですか。
インドを歩いてると、そんなドキュメンタリーの映像の中に入り込んだような気分になるんですよ。かなり不思議な体験です。
これまでに東アジア、東南アジア、欧米等、いろんな地域に行きましたが、こんな気持ちになったのはインドが初めて。
これに関してはまた別記事で詳しく書こうと思います。
なぜか駅舎より先にプラットフォームに到着
歩き回ってるうちになぜか駅舎ではなく、駅のプラットフォームにたどり着きました。まだ駅舎は発見できていません。
インドの鉄道駅は改札がなくて、切符を持ってなくても入れるんですね。海外ではありがちな事です。
ちょうど帰宅ラッシュの時間だったようで、プラットフォームは人で溢れかえってました。
この光景ヤバいでしょw
日本だと「黄色い線の内側までお下がりください」と言いたいところですが、インドにはそんな線はないし、この状態が危ないという感覚もないようです。
インドではこんな感じで、線路の上を人が歩いてるのが普通の様子。もはや線路は電車だけのものではないんです。
インドでは線路もプラットフォームの一部と化してるんです。「面倒だったら線路から電車に乗ってもいいよ。」それがインドなんですね。
安全の責任は全て乗客側に委ねられています。
そしてついに見つけたキップ売り場
歩き回ってるうちに、やっと駅舎を発見。キップ売り場もちゃんとありました。
キップ売り場の目の前ではイヌが2匹、気持ちよさそうに寝ています。
最初この異様な光景に笑いが止まりませんでしたが、このイヌ達は狂犬病を持っている可能性があるので、怒らせたら人生終了かもしれません。笑ってる場合じゃないですね。
(狂犬病は発症したらほぼ助かりません。死にます)
犬を踏まないように窓口まで行って、シアルダー駅行きの切符を手に入れました。
シアルダー駅はコルカタ中心部にあるターミナル駅で、日本で言うと上野や天王寺みたいなとこですね。
つまり今回の乗車はイメージとしては、常磐線の北千住から上野まで乗る感じです。所要時間も同じぐらい。
運賃は覚えてないんですが、チケットを見る限り5ルピーだったようですね。日本円だと8円ぐらいです。安すぎww
そりゃあ安全も自己責任になりますよ。8円で安全は買えないです。
切符が手に入ったので、これで正々堂々と電車に乗れます。シアルダー方面行きの電車は2番ホームに来るとの事なので、行ってみることにしました。
命がけでインドの電車に乗ってみる【動画】
2番ホームに行ってみると、さっきいたホームとは違って、人がそこまでたくさんいません。帰宅時間帯の都心方面行きホームだからでしょうか。
向かいのホームには、人がドアからハミ出た電車がひっきりなしに発着しています。
「あんな電車が来たらどうしよう・・」胸のドキドキが止まりません。
・・とか思ってたらやっぱり来ました、人がドアからハミ出た電車。
これ本当に乗れるのか?命がけの乗車になりそうです。
乗ってみたら意外と空いてて一安心。乗ってた人はほとんどダムダムジャンクションで降りて行きました。
平和な車内です。
電車はやはりドアを閉める事なく発車。さすがにドアを開けたままでそんなにスピードは出さないだろう。そう思ってたんですが・・
電車はグングン速度をあげ、乗ってて恐怖を感じるほどのスピードに達しました。
この画像ではあまり分からないですが、動画のほう観てください。かなりスピード出てます。
これドアからハミ出して乗ってたら死ぬでしょ・・ww
電車は終点のシアルダー駅に到着。
駅に電車が停まると、ホームから大量の乗客が車内に流れ込んできます。
「降りる人が先」なんてルールは100年早いです。誰一人おりる人の事なんて考えてません。
降りるための戦いが始まりました。
なんとか降りる事に成功。各扉で同じような戦いが繰り広げられてます。
すでにもう乗り切れない状態ですが、最終的には全員無理やり乗るんでしょうね。
さすが毎日のように死人が出てるインドの電車は違います。まさに命がけ。
という事で、何とか到着できたコルカタの上野駅こと、シアルダー駅の様子。
もう人だらけで何が何やら分かりません。でも上野や天王寺のようなターミナル感は確かにありますね。いい感じです。
行ったことのない都市に行くときって、こういうターミナル駅に列車で到着したくなりません?
まさかインドでもこの願望が叶えられるとは思ってませんでした。
シアルダー駅の外観。外は中に比べてさらにカオス。(ちなみにこの写真は2日後の朝5時に撮ったもの。みんな早起きすぎでしょ・・)
インドのヤバい“駅”にも行ってきました【動画】
インド関連の記事まだあります。
インドの隣国・バングラデシュの鉄道も尋常じゃないです↓
今回インドのコルカタまでは全行程LCCで行ったので、かなり安く行くことが出来ました。(往復7万円ほど)
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