バングラデシュの鉄道がいかにメチャクチャかご覧ください
こんにちは、どすこいです。
少し前にインドの電車に命がけで乗った記事を出しましたが、実はその翌日にもっとヤバいバングラデシュの鉄道に乗ってたので紹介します。
この記事は時系列にはピンクの王宮に行った記事の続きになります。
※メチャクチャな鉄道だけ見たい方は目次の「バングラデシュの鉄道はインドを超えるカオス!」をクリックしてください。
- 鉄道に乗る前に名物を食べる
- バングラデシュ最大の鉄道駅へ向かう
- バングラデシュの駅は不便がいっぱい!
- 駅構内では物乞いも活躍中
- バングラデシュの鉄道はインドを超えるカオス!
- 質問に答えるのが忙しくて車窓が見れないw
- 空港の最寄り駅に到着
- そしてシャージャラル国際空港へ
- 動画でもバングラデシュの鉄道紹介してます!
- バングラデシュの記事まだあるよ!
鉄道に乗る前に名物を食べる
バングラデシュの首都・ダッカ滞在も終盤にさしかかってきました。
写真はダッカきっての名店、「ハジビリヤニ」という店で食べたビリヤニです。
インドで食べたビリヤニよりもお米が短く、ベチャベチャした感じ。
味はどっちが美味しかったかと言うと・・バングラデシュの圧勝でした。
インドでは2回ビリヤニを食べましたが、正直飽きる味で美味しくなかったです。
ただバングラデシュのも個人的には「すごく美味しい」まではいかなかったですね・・
ちなみに前日に乗ったバスで出会ったバングラデシュ人によると、バングラデシュのビリヤニは遠く離れたパキスタンのものに似てるそうです。
興味深くないですか?すぐ隣のインドよりもさらに向こうのパキスタンと似てるなんて。
バングラデシュは昔パキスタンだった時代があるのでその名残りでしょうね。
バングラデシュ最大の鉄道駅へ向かう
ダッカでやりたい事はほぼ終わったので、空港に向かいます。
バングラデシュのような発展途上国だと、「さぁ空港まで行くバスの乗り場に行って・・」と言いたくなりますが、なんとダッカは空港まで鉄道で行けるんです。
すごいですよね。発展途上国の空港ってだいたいバスかタクシーじゃないですか。
インドのコルカタですら空港の鉄道駅は営業してなかったのに・・。
ただし“鉄道”という単語を使ってることからも分かるように、バングラデシュのそれは僕らがイメージする近代的な“電車”とは全く違います。
インド人もビックリのめっちゃくちゃな鉄道なんですよ〜!これは乗らずに帰れないでしょう。
期待に胸ふくらませながら、バングラデシュ最大の駅・コムラプール駅(ダッカ駅)に向かいます。
駅に近づくにつれて近代的なビルが増えてきました。
いくらアジア最貧国と言えども、さすがに首都の中心部は開発が進んでいるようです。これ以外にもキレイなガラス張りのビルをいくつか見ました。
バングラデシュの駅は不便がいっぱい!
そしてようやくたどり着いたコムラプール駅。
巨大ターミナル・・という感じはないですが、まぁ大きめの駅です。バングラデシュらしい駅と言えるかもしれません。
とりあえずキップを買うため窓口に向かいます。
キップ売り場はインドと同じく、どの窓口も20人ぐらい並んでます。
コルカタではインド名物「前の人と密着して並ぶ」は見られませんでしたが、ここダッカでは「身体がギリギリ触れない」程度には密着してました笑
僕の後ろの人も、どうにか抜かせないかずっと企んでる感じで右へ左へ動くので、僕もその都度右へ左へ動いて応戦です。
いくら外国でも僕は「つり銭ごまかし」と「行列抜かし」は絶対許しません。そこは郷に入る必要ないですよ。
10分後、ついに僕の番に。ベンガル語で空港を意味する「ビマンバンダール!」と言ってみると「ここじゃない、この裏の窓口に行って」という身ぶり手ぶりの返事。
違う窓口に来てたみたいです。なぜそんな事になったかと言うと・・
表示が全く読めないんです。数字もベンガル数字なので本当に何も読めません。
これまで行った国ではタイも独自の文字を使っていて読めませんでしたが、英語表示が充実してるので困る事はなかったんです。
でもバングラデシュの英語表記の少なさは筋金入りです。昭和の日本並みじゃないでしょうか?
このキップ売り場でも英語表記は
このインドへ行く国際列車の窓口のとこに少しあるのみ。外国人ホント少ないんでしょうね。
バングラデシュの“ガチの外国”感は半端ないです。
どうにかキップを買えたので乗り場に向かいます。
駅構内では物乞いも活躍中
歩いてると子供(黄色いズボンの子)がいて、よってきたので写真撮って欲しいのかな?と思ったら物乞いでした。
よく見たらこの子めっちゃ恐い顔してます。
さらに後ろには兄?っぽい子と親もいて、家族で物乞いをしてる様子。
駅構内には他にもけっこう物乞いがいて、あちこちから手を差し伸べられましたw
その中でもこの子はしつこくて、カメラ向けたら子供らしくニッコリ笑ってピースしてくれたんですが、そのあと30分ぐらいこの表情で
「おなかすいた・・たすけて・・」みたいなことをベンガル語で言われ続けましたw
バングラデシュの鉄道はインドを超えるカオス!
そして辿りついた乗り場。
これ一番うしろなんですが、窓がない上に謎にヘコんでて、何とも言えない恐ろしさがありますね〜。
しかも上に誰か乗ってます。ヤンチャな輩が遊んでるのかな〜と思いきや
みんな普通に乗ってる〜!!噂には聞いてましたが、実際に見ると異様な光景です。
インドをはるかに超えるフリーダム。バングラデシュレベルになると、列車の上が2階席になってしまうんです。
車両から車両へヒョイっと飛び移ったり、ホームの屋根に手をかけてみたりして、みんな楽しそう。
上に乗ってる人たちはヤンチャな感じの人が多いのかな?と思ったんですが、意外と普通っぽい人もいました。
もはやちょっとしたアトラクションと化してるようです。
ちなみに何で車両の上に人が乗るようになったかというと、切符をチェックする人が上には来ないからタダで乗れるという、これまたフリーダムすぎる理由。
いやぁ〜ガチの外国ヤバいです。
さすがに僕は上に乗る勇気はないので、1階席に乗り込むことにしました。
乗り込んで中にいた人たちに「これ空港行く列車?」って聞いたら、またそこから質問攻めがスタート。
質問に答えるのが忙しくて車窓が見れないw
車窓も見たかったんですが、日本人である僕に彼らが興味津々なので何もみれませんでした。
真ん中の人なんかこの列車の車掌さんですよ?仕事はどうしたww
「なんでバングラデシュに来たの?」
「バングラデシュに来てどう思った?」
「バングラデシュのお金は日本のお金と同じ材質で出来ててねぇ・・」
話はつきません。
この人はだいぶ昔に日本に住んでた事があるらしく、カタコトの日本語で色々と言ってました。
「常磐線の柏」「御徒町のそば屋」等、バングラデシュの鉄道の中で普通きけない単語が彼の口から次々飛び出します。(柏に住んでたらしい)
空港の最寄り駅に到着
30分後、空港の最寄り駅に到着。確か3駅ぐらいしかなかったはずですが、思った以上に時間がかかりました。
列車の上は乗る前よりさらに人が増えた様子。
列車が発車する様子を動画にでも撮ろうかな?と思って待ってたらケンカが勃発。
車内から男性が蹴り飛ばされて、「やるのかオマエ!」とばかりに反撃に挑んでました。
やじ馬が集まってきてホームも列車の上もカオスな状態にw
どうやら蹴っ飛ばされた側が悪かったらしく、ホーム上にいた警察?っぽい人に連れていかれてました。
そしてシャージャラル国際空港へ
列車を見送って空港に向かいます。
空港はすぐ近くにあるんですが、駅前がまたカオスな感じでどうやって行くんだろう??と思ってたら空港方面に通じる橋がありました。
橋を渡って少し歩くと空港が見えました。
バングラデシュ最大の空港、シャージャラル国際空港です。
ダッカ近郊にはもう一つ空港があるんですが、そこは軍がメインで使ってるので、多くの人にとってここがダッカ唯一の空港です。
中はまぁ、先進的とは言えないけど思ったよりは綺麗かな・・?という感じ。
発展途上国独特のアカ抜けない感じが香ばしいです。
ここからインドのLCC、インディゴエアーに乗ってインドのコルカタに飛びました。(そのあとタイを経由して帰国)
動画でもバングラデシュの鉄道紹介してます!
バングラデシュの記事まだあるよ!
バングラデシュの意外にメルヘンな観光地はこの記事に
インドのヤバい電車はこの記事に書きました。
以上、バングラデシュの鉄道の話題でした。