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英語は世界で唯一の「カッコイイ言語」なのか?

英語の看板

  

世界の言語でなぜか英語だけが持っている、異様とも言えるぐらい「スマート」で「カッコイイ」イメージ。

中国語やタイ語、スペイン語等を聴いた時に感じない「異様なカッコよさ」が英語にはあると思うんですよね。

 

なぜ英語は他の言語よりカッコよく聴こえるんでしょうか?英語以外にカッコいい言語は存在しない?

 

今回はそんな話です。

 

 

 

 

※当サイトには語学に関する記事が12あります。

www.nihongodedozo.com

 

英語は世界で唯一のカッコイイ言語?

 

英語ってかっこいいですよね。日本で100人に聞いたら90人以上はそう言うでしょう。

英語の音声を聞いて「気持ち悪い言語〜」とか「ケンカしてるみたい」とか言う人に今まで会った事がないですもん。

 

でも、その他の言語・・例えば中国語はどうでしょうか?

 

正直、僕は今までの人生で中国語の音声を「かっこいい」と表現する人に出会った事がないんですよ。

かっこいいどころか、かなり異質な言語に聴こえる人が多いんじゃないでしょうか?

 

日本語とも英語とも全く違うあの独特な発声。さすがの中国語ラバーの僕も、最初は慣れるまでに時間がかかりました。

 

その辺の話はこちらの記事にも書きましたね。

www.nihongodedozo.com

 

この記事でも書いたように、理解できるようになると中国語は「かっこいい言語」に聞こえる場合もあります。

でも意味がわからない状態で、中国語をカッコイイと思うのはなかなか難しいですよね。

多国語で書かれた看板

4ヶ国語で書かれたいろいろおかしい看板

フランス語はイメージがいいけど・・

 

それでは他の言語はどうでしょうか?

 

英語以外で一目置かれる言語といえば、フランス語がありますね。

でもフランス語ってカッコいいと言うよりは「キレイな言語」って感じじゃないですか?

フランス語に憧れるのって女性が多いと思うんですよね。

 

男で「フランス語ってマジかっこいい!やべえよ」って言ってるのあんまり聞かないんですよ。

  

他の言語はどう聴こえる?

 

他の世界のメジャー言語を見ても

 

イタリア語やスペイン語はフレンドリーでノリがいい感じだし

ロシア語は意外と聴いた感じはフランス語に近い感じで。おそロシアの「お」もないキレイな音だし

東南アジアだとタイ語は可愛い感じで癒し系だし、マレーシア語は日本語に近い感じ。

 

他にも聴いてみたんですが、少なくともそれなりに話者のいる言語で

英語以外にカッコイイ言語が見当たらないんです。

 

おかしくないですか?世界には100を超える言語があるのに、英語以外に皆にカッコイイと言われている言語が存在しない。英語どんなけ特別なの??

 

 

 

世界最強の国は言葉のひびきも最強?

 

さらに僕の知ってる限りでは、英語の中でもアメリカ英語が一番カッコイイっていう人が多いんですよ。

やっぱり世界最強の国は言語の響きも世界最強なんでしょうか?

 

いや、そんなわけないですよね。アメリカは言語の響きがかっこいいから超大国になった訳ではないです。

何か「英語以外の言語がカッコよく聞こえない原因」というのがあるはずなんです。

 

それでは僕の考えるその“理由”を書いていきます。 

小さい頃から観ているハリウッド映画の影響?

 

まず、英語が他の外国語と全く違う点としてあげられるのが「普通に生活している中で聞く頻度」だと思います。

 

最近は観光地等に行くと、聴こえてくるのは英語よりも中国語や韓国語が多いです。少し前にはテレビで韓国語を聞く機会が増えた時期もありましたね。

 

でもそれは比較的最近の話で、大半の人にとって今までに一番多く耳にした外国語というのは英語だと思います。

で、その中でも多くを占めるのはハリウッド映画の英語だと思うんですね。

映画に出てくるアメリカの景色

アメリカの映画によく出てくるニューヨークのウォール街

かっこいい金髪の白人さんが、かっこいい口調で英語を話してる様を、小さい頃から何度も観るわけです。

そして周りの大人も「やっぱりアメリカはお金のかけ方が違う」とか言うんですよ。

 

そりゃあそういうのを繰り返せば、その子の頭の中に、英語というのは「進んだ国のかっこいい言語」としてインプットされますよね。

そして他の国の映画を観る機会というのはほとんどない。

 

一度英語以外の外国の映画を観て欲しいんですよ。かっこいいとか良くないの前に違和感を感じる人が多いはず。

もしかすると、人間は聞き慣れない言語をいきなりカッコイイとは感じないように出来てるのかも知れません。  

英会話教室のコマーシャルの影響?

 

これもハリウッド映画と並ぶ大きな原因だと思います。

 

英語が苦手な人が多い日本。英会話産業はウン千億円の規模になっています。一大産業ですね。

これだけ英会話教育が盛んだと、あちこちで英会話に関する広告を目にする事になります。

 

これがまた、日本人のスマートな感じの男性が、スーツを着た金髪のビジネスマン数人と対等に喋ってる様子だったり、

逆に英語が喋れなくて「英語も分からないの?かっこ悪い」とか言われてる様子だったりするんですよ。

洋楽の影響?

 

これも大きいでしょう。

 

でもこれは小さい頃の刷り込みとか金髪がどうとか関係なく、単純に発音がかっこいいから・・と思うんですがどうでしょうかw

ForeverのRの音とかbody(バディ)とかCome on!とかYeah!とか単純にカッコいいですよね。あ、読むのやめないで下さい・・w

 

あとJ-Popの歌詞の中にも英語がよく出てきますよね(最近は少し減ったかな)。

それを歌う時も、なんか英語のとこだけ日本語と全然違う感じで、カッコよく発音したりしません?Partyを「パーリー」みたいな。

 

そういうちょっとした事の積み重ねも「英語はカッコイイ言語」っていうイメージ作りに影響を与えてる様に思うんです。

 

で、これもまた英語以外の言語の音楽ってほとんど聴くことがないんですよね。

上で述べた韓国のエンタメが日本に進出して来た時も、歌は日本語で歌っていたと思います。

 

ちなみに上で若干ディスった感じになってる中国語は、英語の次に「歌にするとカッコイイ言語」だと思ってます。

慣れるまでは違和感アリアリですが、慣れるとかなりかっこよく聴こえてくるんですよ。以前の記事で紹介してるので聴いてみてください。

 

 

英語は現地の人にとってはカッコイイ言語ではない

 

以上、個人の主観入りまくりの話でしたがどうでしたか?

 

なぜこんな記事を書いたかと言うと「英語はカッコイイ言語」だと思っていると、実際に話すときに「変な英語を喋るとかっこ悪い」と考えてしまうんですね。

 

その結果、文法や発音を極度に気にするようになってしまうんですよ。

そして何も喋れなくなってしまう。特に日本人はその傾向が強いです。恥ずかしがり屋ですからね。

 

でもこの記事でずっと述べてきた様に、英語の「カッコイイ」「スマート」なイメージって半分以上、小さい頃からの“刷り込み”みたいなものだと思うんです。

 

実際に英語を話す金髪エリートビジネスマンはたくさんいるし、そんな人達と対等に英語で会話するスマートな国際派日本人もいるでしょう。

でもそれは英語の数ある側面の中の一つでしかないんです。

 

英語圏の人にとっては英語は日常の平凡な言語。特別カッコイイとは思ってません。そこは日本語と一緒です。

バカの英語

こういうのも英語なんです。

以上、長々と持論を失礼しました。

 

英語のカッコよさに関してはこの記事でも言及してます。

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