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「自分の限界を決めつけるな」は本当に正しいのか?迷走してる人に言いたいこと

自己啓発の本とかでよく見る言葉に「自分の限界を決めつけるな」というのがあります。

 

本当はもっとスゴイ能力を持ってるのに、それに気づかず、途中で努力をやめてしまうなんて勿体無い!

常に自分の中に眠っている潜在的な能力を信じ、さらなる可能性に向かって走り続けるのだ!

 

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・・そんな感じの言葉ですね。

 

 

 

いや、ちょっとバカにした感じで書きましたが、言うまでもなくこの言葉は多くの人にとって有益です。

 

僕自身「これが自分の限界だと思っていたのが実はそうじゃなかった」という経験をしたことは何度もあるし

今書いてるこのブログだって、当初考えていた“限界”をはるかに超えて続いています。

 

ただ、この「自分の限界を決めつけるな」という言葉は時に、人を迷走させてしまうことがあると思うんですね。

それはどんな場合か?うちのチャンネルのこの動画をご覧ください↓

youtu.be

 

アルファベットも読めない状態なのに、英中韓の3ヶ国語を秒速でマスターする!という目標を立てるのは、どう考えても無謀ですよね。

そんな実現不可能な目標を立てるより、「英語だけでも簡単な会話が出来るようにがんばろう!」ぐらいの方が、上手くいく可能性はグンと上がります。

 

 

“意識だけ高い人”にありがちな事

 

さすがにこのクマさんの例は極端ですが、これと似たような事をやってる人って世の中に結構いると思うんですよ。

 

みなさんのまわりにいません?夢見がちで、自分のレベルをはるかに超えた事ばかりやろうとする人。

当然すぐやめてしまうから全く前に進めません。

 

そういう人って、成功者の格言とかよく知ってるんですよ。

 

意識だけ異様に高いので、自己啓発の本とかよく読むし、年金問題とかマイナンバー制度とかヤケに詳しかったりします。

3日に一回ぐらい「安倍首相は何も分かってない」とドヤ顔で語りだしたり。

成功者の格言が正しいとは限らない?

 

なぜ彼らはそんなに勉強熱心なのに、全くレベルが上がらないんでしょうか?

 

答えは簡単で、成功者の格言が全ての人にとって有効なアドバイスだとは限らないからです。

人それぞれ性格や能力、置かれた状況等が違うので、やるべき事って違うんですよ。

 

「成功者の格言」は何かをがんばる上でとても参考になるし、それのおかげで人生が変わることだってあります。

 

でも本当に重要なのは、格言そのものよりも、

それが生み出されるに至った「思考回路」や、その考え方がどんな状況で有効なのか的確に判断する「判断力」だと思うんです。

 

つまり“頭の回転の良さ”ですね。

 

そこが全く違うのに、考え方だけ真似しても同じようにはならないんですよ。

むしろ空回りしてしまって、ひたすらムダな時間を浪費することになります。

 

まずは自分のレベルを受け入れて、それに見合った努力をしないと先に進めません。

人間の思考回路はマネできない

 

そんな事をいうと“意識が高いだけの人”は

 

「頭の回転の良さはマネできなくても、彼らが書いた著書やインタビューをたくさん読んで、分析することで、同じような思考力や判断力を持つ事は可能なはずだ!

あきらめてはいけない!」

 

と言いだすかもしれません。

 

いやムリですって。人間の思考回路ってそんな単純じゃないですよ。

 

人間の思考回路って、英語の文法のように複雑な体系になっていて、不規則変化のようなものが大量にあると思うんです。

 

よく「あの人はこういう場合、こう考えるだろうな」と思ったことが外れることってありません?

長い付き合いの人でも、ある程度の行動パターンは知ってても、それを完全に把握するのは難しいですよね。

 

ましてやハイレベルなカリスマの思考パターンを、著書やインタビューでの発言から導きだすなんて絶対無理なんですよ。

見えてくるのは表面的なものだけです。

 

だからまず僕たち凡人がするべきことは、自分のレベルを受け入れることなんです。

自分のレベルを受け入れる

あきらめが肝心です

短くまとめると・・

 

ここまで偉そうに持論を展開してきましたが、短くまとめると

 

  • 成功者の格言は全ての人にとって正しいわけじゃない
  • 重要なのは格言そのものよりも、それを生み出すに至った“頭の回転の良さ”
  • 表面的な部分だけ真似ても“意識が高いだけの人”になるだけ
  • 自分のレベルを受け入れよう

 

そんな話でした。

 

“バカ”に関してはこの記事でも書いてます。

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