台湾の若者が激安のマンションすら買えない本当の理由
今回は台湾の若者の話。
台湾は全体的に給料が安く、有能な人が高い給料を求めて中国大陸にどんどん出ていってしまうのが問題になっているほど。
しかし彼らが貧乏なのは、それだけが問題ではないようです。
海外旅行にしょっちゅう行ってるような若者が「300万円の家すら買うお金がない」と嘆いている。最近の若者はどうなっているのだ!という内容の記事。
記事によると、最近の台湾の若者は新しいiPhoneが出たらその都度買い替え、毎年最低2回は海外旅行に行き、バイクも3年おきには新しいのにかえないと気が済まないようです。
そしていつも給料を全く上げようとしない会社の文句をブツブツと言っている・・。そんな若者ばかりだとか。
なぜそうなるのか?彼らによると台湾の都市部の家の値段は最低でも3000万円はするなど異常に高く、海外旅行に行く回数を減らしたり食費を削ったところで、そんな家は買えないんですね。
それなら目の前の欲しいもの、やりたい事にどんどんお金を使ってしまおう。人生は短いぞ!そういう考えになってしまうんだとか。
中国の急激な経済発展の恩恵を受けるどころか、むしろ巨大になった中国経済に富を吸い取られてるような状況の台湾。
国が小さいという事もあって、経済がなかなか上向かないようですね。その結果給料が上がらず、ますます優秀な若者が中国大陸に行ってしまう。
日本人や韓国人は言葉の壁があるので、いくら給料が高いと言ってもそう簡単には中国で働くことはできません。
でも台湾人は普段話してるその言語がそのまま上海や北京で通じるんですね。だからどんどん流出してしまう。
普段話してる言語でアジアのかなり広い部分を旅できる台湾人って、僕個人的にはすごく羨ましかったんですよ。母国語が海の向こうの大陸で通じるってどんな感じなんだろう〜って。
でも言葉が同じだから海外で中国人と全く見分けがつかなかったり(以前の記事で話しましたね)、中国に頭脳が流出して経済が停滞してるっていう話をきくと、言語が大きいっていい事ばかりじゃないんだなぁって思いますね。
日本や韓国は独自の言語を持つことで、得してる部分もたくさんあるのかもしれません。
以上、台湾の若者が激安のマンションすら買えない理由の話でした。
※この記事はかなり初期に作ったものです。当サイトにはこの記事より100万倍楽しい記事がたくさんあるので、ぜひ他のも読んでみてください。