「台湾から来ました」は魔法の言葉?中国人と間違われる台湾人の悲劇
中国人とほぼ同じ言語を話し、同じ中華系の文化を共有している台湾人。
でも台湾人の国民性は、中国人のそれとは全く違います。
日本人並みに民度が高い彼らが、近隣諸国に旅行に行った時に感じる意外な事とは・・
台湾人は中国人にそっくり?
「台湾から来ました」というと店員の態度が急に良くなるというのは本当?どこの国でもそうなの?という内容の記事。
最近は中国人も経済発展で身なりが良くなったので、服装やその他の外見だけでは中国人なのか台湾人なのか、判別するのはかなり困難になっています。
韓国人なら言葉の響きが中国語と全く違いますし、ハングルが書かれたガイドブック等を手に持っていたりして、比較的判別しやすいです。
でも台湾人の場合は、言葉も中国人と方言程度の違いしかなく、中国語が少し分かる人でも判別は難しいです。
その結果、マナーの良いはずの台湾人が、マナーの悪い中国人だと思われて警戒されてしまうんですね。
これは台湾では「海外旅行あるある」としてよく知られています。特に香港に行った時に顕著だそう。
記事ではこんな声が。
「香港の飲食店に行った時に、店員さんの態度がやけに冷たくて、おかしいなと思って「台湾から来ました」って言ったら態度が激変してすごくフレンドリーになって驚いた」
「「すいません、台湾から来たのですが」は魔法の言葉。店員の態度が180度変わる。香港ではどこ行ってもそうだよ。」
香港で中国人が嫌われている理由
なぜ香港人は大陸の中国人に対してそんなに冷たいのか?それは香港特有の事情があります。
香港は1997年にイギリスから中国に返還されて以来、ビザの簡素化等の影響で大陸からの中国人観光客が大幅に増えました。
そのおかげで香港の飲食店等には、中国大陸から大量の中国人が来るようになり、売り上げがグングンと上がりました。
しかし元々日本人や台湾人並みに民度が高い香港人は、中国人のあまりの傍若無人ぶりに困り果ててしまったんですね。
その結果、香港の飲食店等で中国人だと思われると、店員から物凄く冷たい対応をとられるというのが常態化しているんです。
中国人観光客が急増してるのは日本も同じじゃないか?と思うかもしれませんが、日本では言葉の問題があり、何か言いたくても通訳なしでは言葉が通じません。
それもあって傍若無人な中国人も、日本に行った時は香港に行った時よりはおとなしく(?)しているようですね。
悲劇は日本でも・・
でもそんな日本でも少なからず同じような事は起こるようで
「この前TAIWANってでっかく書いてある帽子をかぶって日本に行ったら、いつもよりみんな優しかった」
「電車の中で中国語(台湾訛りの)で話始めた途端に、周りの人の表情が明らかに変わった」
という声もあがってます。
まとめ
今回の話を短くまとめると
- 台湾人は大陸の中国人と見分けがつかない
- 香港では大陸の中国人のマナーの悪さが問題になっているので「台湾人です」と言わないと中国人と思われて冷たい態度をとられる
- 日本でもそれと似たことは日々起きてる
この「中国人に間違われてしまう問題」台湾人にとっては頭の痛い問題ですね・・。
まぁ日本人もこの問題とは無縁ではないんですけどね。海外で「日本人です」って言ったら態度が変わることってよくあります。
以上、台湾人は中国人とよく間違われるっていう話でした。