中国人が太らない3つの理由
今回はたくさん食べるのになぜか太ってる人が少ない。中国人の話。
世界的に「太ってる人が少ない国」と言えば日本もそうですよね。
でも比較的ヘルシーな料理の多い日本食と違って、中国の料理は油っこい物が多いです。しかも彼らはお酒もよく飲むし、夜中まで飲みながらひたすら食べてるという事もざらにあります。
でもなぜか中国人と言えばあまり肥満のイメージがないです。(おばちゃんは太りぎみの人も時々いるかな?)
なぜ彼らは太らないのか?中国の巨大掲示板サイト、天涯社区にこんなスレが立っていました
「なぜ中国人はいつもたくさん食べるのに太らない?」という主旨のスレ。
中国人にとっては毎日毎日夜中まで食べたり飲んだりしても、異常に太ったりしないのは普通のこと。疑問に思うことはほとんどないそう。
しかしある日外国人(西洋人)の友達に「よくあんなに毎日大量に飲んだり食べたりして太らないね」と言われて、このスレを立てるに至ったとの事。
スレを立てる前に、彼なりに中国人が太らない理由を考えたそうです。それが非常に面白かったので日本語に訳して紹介します。
油の量が違う
まず彼が理由として挙げたのは油の量の違い。
「油の量が多いのは中国の料理も同じじゃないか」と言いたくなりますが、彼が注目したのは料理全体の油の量ではなくて、食べた終わった後の“お皿に残っている油の量”でした。
彼によると、中国の料理は食べた後お皿に油が残る料理が多いそうなんです。
それに対してアメリカなど西洋の料理は、食べた後にお皿の上にほとんど油が残らない料理が多いんだとか。
本当でしょうか?ちょっと比べてみましょう
※スレでは「西洋の料理」としか書かれていないんですが、文脈的に明らかにアメリカの話をしているので、今回は中国とアメリカで比較します。
まず中国の深センで食べたこちらの料理から
もう食べる前からソースがお皿の上に乗ってますが、いくつか食べてみると・・
気がつけばこんな状態に。
食べれば食べるほど本体から油ぎった汁が出て、彼が言うようにお皿の上は油だらけになりました。
続いて他の料理も見てみましょう。四川省・成都のフードコートで食べたこちら。
左はホイコーローのような何か(?)で右が麻婆豆腐です。
これも見るからに油ぎった汁がたくさん残りそうですね。残念ながら食べ終わった後の写真はないんですが、上の写真と同じく、結構残りました。
続いてかなりブレてますがこれも
海鮮を串に刺したストリートフードみたいなもの。底にギトギトの油が溜まってます。(ちなみにこれ食べたあとお腹の調子がおかしくなりましたw)
ついでにこれも
上海の安い食堂で食べた骨付きチキンです。(300円ぐらいだったんですが、かなりまずかったです・・)
他にも中国で食べたものの写真見返してみたんですが、9割方が食べた後に大量に油が残るタイプのものでした。
中国に限らずアジアの料理は麺類や鍋とかも多いですよね。
濃厚な味を楽しみつつも、余計な油はとらない様にするのがアジアの食文化なのかもしれません。
アメリカはと言うと・・?
続いてアメリカを見てみましょう。
どーん。先日も紹介しましたが、本場のシカゴピザです。
油を一滴も逃さずに食べれそうですね。実際に食べ終わった後のお皿の上は若干チーズが付着していたぐらいで、ほとんど何も残ってませんでした。
これも。必要な分だけタルタルソースをつけて食べたら、最後は全てきれいになくなりました。 お皿はきれいそのもの。
アメリカで食べたものの写真も全部見返してみたんですが、中国とは真逆で、ほとんどお皿の上に油が残らないものばかりでした。
口には合うんですけどね〜。確かにこんなのばっかり食べてたらメタボまっしぐらです。
先日の記事にアメリカの料理の写真もっと載せてるので、興味ある方は見てください。
でもお皿の上に油が残らないほうが食べた後の見た目がキレイだし、ニオイもあまり残らないっていうメリットがありますよね。(その代わり胃の中が汚くなってるのかもしれませんが)
それに店側も洗い物が楽です。そういうところにも西洋と東洋の文化的な特徴が出てるような気がしますね。
野菜の量が違う
上の中国の料理の写真をもう一度見てみて下さい。
ほとんどの料理にいろんな種類の野菜が入っています。でもアメリカの方を見てみるとほとんど野菜がない。
もちろんアメリカ人は野菜を食べないって言う訳ではなく、「サラダ」という形でメイン料理の野菜不足を補うようになってはいます。
ただ中国と比べると野菜の種類も少ないし、量もどうしても少なくなりがちのようですね。
最近はマクドナルドですらサラダのセットがあったり等、アメリカ人の健康に対する意識は変わりつつあります。
でもアジアの食文化のヘルシーさにはまだまだ遠く及ばないんじゃないですかね。
中国人の身体には不思議な「防御機能」がある?
これは医学的な根拠のない、スレを立てた彼による勝手な主張なんですが
彼によると中国人の身体には不思議な防御機能があって、自動的にカロリーを調節するようになってるらしいです。ホントかよw
彼によると、中国人は高カロリーなものや身体に悪いものばかり食べていると、身体の防御機能が作動して顔色が悪くなったり、歯茎から血が出たり、便秘になったりして身体が警告を発するんだとか。
これを彼は「身体が怒り出す」と表現しています。
この「防御機能」が作動すると、中国人は一旦暴飲暴食をやめて身体の「怒り」を抑えるために、野菜や果物を積極的に摂るようにして「調節」するらしいです。
よく西洋の人は昔から肉食で、アジアの人よりも胃腸が発達してるから、すごい量の肉を食べれてしまう。だからメタボが多いと言いますよね。
彼はそれを中国流の説明の仕方で言っているのかもしれませんw
以上、なぜか太ってる人が少ない中国人の話でした。
ツイッターやってます。
ちなみにこのスレのコメントで一番面白かったのが「中国人は肥満にはなりにくいけど、食品の衛生が劣悪だから病気にはなりやすい。だからアメリカの方がヘルシー。」
— 日本語でどうぞ (@nihongode_dozo) 2017年11月2日