北朝鮮のサイトの文章が時々お茶目でカワイイ件
今回は北朝鮮のウェブサイトの話の第2弾です。
以前の記事で、北朝鮮のウェブサイトの日本語版の日本語が最高に味わい深い!という事を書きました。
海外でよくある「トンデモ日本語」とは一線を画した独特な表現の数々。恐ろしい単語をたくさん使ってるのになぜか弱そうで、負け犬の遠吠えっぽいところが最高なんですよ。
そんな北朝鮮サイトの日本語を集めた「北朝鮮の遠吠え」というツイッターのbotを作ったんですが、今日はそれを更新する為に北朝鮮のウェブサイトを徘徊してたんです。
そしたらすごいものを見つけてしまいました。
まずはこのスクリーンショットを見てください。
北朝鮮メディアのひとつ「ナエナラ」の日本語版の中の1ページ。
「米国が対朝鮮圧殺騒動で得るのは国際的孤立と破滅だけ」という記事です。
もう題名からして味わい深いですよね。「圧殺騒動」という、日本語としておかしくはないけどあまり聞かない、いつもの北朝鮮節が炸裂しています。
しかも世界で一番孤立してて破滅しそうな国が、アメリカに対して国際的な孤立と破滅を警告するという茶番。もう題名だけでツッコミどころ満載です。
あともうひとつ。始まってすぐの「世界的な猛威をうんぬんしながら」って文章、なんか可愛いくないですか?
珍しく文法が間違ってて最高に萌えました。「世界的な猛威」を「うんぬん」するんですよ?猛威とうんぬんの字面のギャップがたまらない。この言い方流行らせたいです。「お前がうんぬんしてるからラーメン伸びちゃっただろ!」みたいな。
・・次いきましょう。今回のメインはそれじゃないです。もうちょっと下に読み進めていくと急に楽しげな表現が登場するんですよ。赤い線を引いたところ見てください。
まさかの・・?
びっくり仰天!!
「我が国家核戦力の威力にびっくり仰天した者の断末魔のあがき」
こんな文章見た事ありますか?僕の経験が不足してるだけなのかもしれませんが、少なくとも僕の知る「びっくり仰天」とは全く違う使われ方をしています。なんてコミカルな断末魔でしょうか。
北朝鮮の恐ろしい核兵器に対して「あらま!」って感じになってるアメリカ。そんな情景が思い浮かびますね。これには僕もやられましたよ。北朝鮮さんかわい過ぎる・・もう結婚してください。
そのあとの文章も「黒白転倒の白昼強盗」など楽しい表現が続きます。奇抜な語彙を増やしたいという方、ぜひ読んでみて下さい。これほど文法が概ねあってるのに違和感たっぷりの文章読めるところ、そうそうないですよ。
↓上で紹介した北朝鮮の遠吠えというbotです。あなたのツイッターのタイムラインに1日2回ぐらいヤバい空気が流れます。
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