北朝鮮に犬の散歩をする人がいないのはなぜ?
今回は北朝鮮の犬の話。
一般的に犬はどこの国に行ってもペットとして飼われてる事が多いですが、北朝鮮の犬は他の国の犬とは全く違う暮らしをしてるそうなんです。
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当サイトではこれまでに、北朝鮮の都会の様子や田舎の様子、一般人から優秀な人まで色々紹介してきました。
たくさん北朝鮮の動画がありましたが、動画の中の北朝鮮の人々は意外と普通でしたよね。スマホを使ってる人がいたり、車もたくさん走っていました。
僕も北朝鮮って意外と普通だなぁ〜と思っていたんですが、先日ひとつおかしな点に気が付いてしまったんです。
犬の散歩をしてる人がいない!!
これまでの記事で紹介した動画をもう一度確認してみてください。北朝鮮の町には犬の散歩をしてる人が一人もいないんです。
ね?一人もいないでしょ?犬の散歩どころか、人間以外の動物がほとんど見当たらないですよね。ちょっと不気味じゃないですか?
これまでいろんな国に行きましたが、どの国にも必ずどこかに犬がいました。
タイには世の中をなめきった様な、ゆる〜い表情の犬がイスの上で寝てたり(冒頭の写真)
台湾では人間と一緒に信号待ちをしてる犬もいました
国が変われば犬も変わる。ぜひ北朝鮮の犬の表情なんかも見てみたいところなんですけどねぇ。なぜかいない・・。
北朝鮮では犬を飼うのが禁止されているのかな?と思っていたんですが、先日中華圏でこんな記事が話題になっていました。
「北朝鮮では5年以上犬を飼わない。しかも食べる・・」という主旨の記事。
朝鮮半島には犬肉を食べる文化がある
題名を見ると一瞬「あれっ、やっぱり北朝鮮にも犬飼ってる人いるんだ」と思うんですが、そのあとの「食べる」と言うのをみて、あっ・・。ってなりますよねw
北朝鮮では犬は「ペット」じゃなくて「家畜」なんです。
もともと韓国を含めた朝鮮半島には犬食文化があって、韓国でもまだ犬肉を食べる人はいるみたいです。調べてみたら、ソウル市内にもまだ犬肉が入った料理を出す飲食店がある様ですね。
しかし韓国の場合は、ペットとして犬を飼う人が増えたのと、欧米諸国からの批判で、特に若い女の人は犬肉なんて絶対食べないそうです。そりゃそうですよね。何だかんだ言っても韓国はまだまともな国ですから・・。
ところが世界一のガラパゴスとも言える北朝鮮。欧米の批判なんてお構いなし。今でも犬肉は貴重な栄養源として普通に食べられている様です。
北朝鮮人から見た「韓国での犬の扱い」
記事によると、北朝鮮人は「韓国では犬が家族の一員の様な扱いを受けている」と聞くとかなり驚くそうです。
日本で言うとブタをペットとして飼ってる様な感覚でしょうか。
さらに「韓国(やその他のまともな国では)犬に服を着せて散歩させている人もいる」と言うと、もう驚きを通り越して呆れてしまう様ですw
北朝鮮的な価値観で見るとそれは「腐敗した資本主義の病理」に見えるとか。
すごい価値観の違いですね・・。
少し動画で平壌の景色を見たり、一般人のインタビューを見ただけだと「思ったよりは普通だなぁ〜」と思う北朝鮮ですが、ペットに対する考え方とか、そういうちょっとしたところで価値観の明らかな違いが出てくるというのは面白いです。
こういうの、北朝鮮人と話せば話すほどいっぱい出てくるんだろうなぁ。
ちなみに記事によると、北朝鮮でも1980年代に上流階級で小型犬を飼うのが流行った事があるらしいです。ペットとして。
でもそのあと国の経済状況が悪くなると、今度は大型犬を「家畜として」飼うのが流行りだしたとか。どんな国だよww
調べれば調べるほど色々出てくる北朝鮮。これからも目が離せないですね。
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