若いときから老後のことばかり考える無意味さについて
今回は人生シリーズ第4弾「老後の不安」に関する話です。少し前にこんなツイートをしたのを覚えてますかね。
まだ若いのに老後のことばっかり考えてウツになってる人は、老後よりもその先にある「いつか来る死」を意識したほうがいいですよ。
— どすこい(日本語でどうぞ) (@nihongode_dozo) 2019年2月8日
どうせいつか死ぬんだから、生きてるうちに何でもやってやろう!って思えてきてやる気が出てきます。
これ僕だけですかね
今回はこのツイートをさらに深掘りしていこうと思います。
- 老後のことを心配しすぎな日本人
- 非正規の人が抱える“漠然とした不安”
- 闘病しなきゃいけないのは非正規だけじゃない
- お金があっても闘病は“悲惨”
- 老後を迎える前からすでに鬱になってしまう人々
- 「就職なんかしても意味ないよ」って事ではない
- まとめ
- これまでに書いた人生シリーズ
老後のことを心配しすぎな日本人
日本人って老後のことばかり考えすぎだと思いませんか?
もちろん老後の事を考えるのは大事です。あと先考えずお金を使いまくったり「今が良ければそれでいい」みたいなのは危険です。
でも老後の事を心配しすぎて、貴重な若い時代を憂鬱な日々にしてしまうのも同じぐらい問題だと思うんです。
いつの間にか「老後が良ければそれでいい」みたいになってませんか。
非正規の人が抱える“漠然とした不安”
まともな会社の正社員だったり、貯金がたくさんある人だったら、若い頃に鬱になるほど悩む事はないかもしれません。
「おれ老後は安泰だわ〜」っていう人もいるでしょう。
でも就職に失敗してバイト生活だったり、就職したけど超絶ブラックだった、みたいな人は毎日「漠然とした不安」を感じながら毎日生きてる人も多いですよね。
「老後に大きな病気になったらどうしよう」「要介護になったら誰に介護して貰えばいいんだろう」
・・想像するだけで恐怖です。
でもそんなこと、毎日ひたすら考え続けても何のメリットもないと思うんですよ。
闘病しなきゃいけないのは非正規だけじゃない
まず忘れてはいけないのが
「まともな会社の正社員も、豪邸に住むような大金持ちも、いつかは病気になって死んでしまう」
ということ。
運よく老衰等でポックリ逝かないかぎり、大抵の人には“病気と戦う時期”が必ずやってきます。
もちろんお金があるのとないのとでは、その“苦しさレベル”は変わってくるでしょう。
お金がないと治療が受けられなくて、自宅で孤独死する可能性だってあります。
お金があっても闘病は“悲惨”
でも両者ともに「大変な状態」なのは同じだし、迫り来る「死への恐怖」だって同じだと思うんですよ。
看病してくれる家族がいたとしても、できるのは声をかけてあげる事ぐらいですよね。苦しみをみんなで分け合う事なんて出来ません。
「お金がたくさんあったから、ほとんど苦しまずに最期を迎えることができた」っていう人なんて少数派じゃないですか?
つまりお金があってもなくても、結局最後は苦しむ事になるんです。
お金がある人は病気を完治できる可能性も高いので、長生きできる可能性も高いかもしれません。
でも老後の不安の大部分を占めるのは「早死にする事」ではなくて「苦しい闘病生活」のほう・・ですよね?
それは非正規だけの問題じゃないと思うんです。
老後を迎える前からすでに鬱になってしまう人々
身近な人が大きな病気になると分かるんですが、健康な身体で平穏な日々をおくれるというのはスゴイ事なんです。
そんな奇跡的な身体をもった20代や30代の人が、何十年も先の老後のことばかり考えて憂鬱な毎日を過ごす。それってめちゃくちゃ勿体ない事だと思いませんか?
悲惨なのは老後になってからのはずなのに、若い頃からすでに悲惨な精神状態になってる。そんな人いますよね。
それで何かが解決するならいいですが、単に苦しんでるだけならそれはただの時間の無駄です。もっと楽しいことを考えたほうがいいですよ。
人は普段「自分はいつか死ぬ」という事を考えないですよね。
それと同じで「悲惨な老後」も普段から考える必要はないと思うんです。
「就職なんかしても意味ないよ」って事ではない
いや、だからといって「就職なんかしても意味ないよ」って言ってる訳じゃないですよw
闘病の苦しみは少ないほうがいいし、お金があったほうが老後に至るまでの人生も豊かになりますから。就職できる人は絶対に就職したほうがいいです。
もう一度いいます。就職できる人は絶対に就職したほうがいいです。
まとめ
以上、また極端な話を書いてしまった気がするんですが、何かの参考になりましたか?
今回の話をまとめると
- お金に余裕がある人にも“苦しい時期”は訪れる
- 若い時から老後の事ばっかり考えて鬱になるのは本末転倒
- でも全く老後のことを考えないのはダメ。鬱にならない程度にちゃんと考えましょう。
そんな感じですかね。
どうしても365日鬱っぽくいろいろ考えてしまう方は、老後じゃなくて、その先にある「いつか訪れる死」を意識してみて下さい。
そっちのほうが色々やる気が湧いてきます。スティーブ・ジョブズもそんな事言ってますよね。「自分はいつか死ぬという事を時々思いだせ」って。
この動画も併せてご覧ください。
これまでに書いた人生シリーズ