今回はラオスの北朝鮮レストランに行った時の話。
北朝鮮レストランは、外貨を稼ぐために北朝鮮が海外で運営しているレストランで、ラオス、タイ、中国、ロシア等にあります。数少ない“北朝鮮人と触れ合える場”として有名ですね。
去年その中のひとつ、ラオスの北朝鮮レストランに行ってきたので、どんな感じだったのか紹介しようと思います。
アジア最貧国と言われるラオスの様子もあわせて紹介します。
※2017年後半ごろから、各国の北朝鮮レストランがどんどん閉鎖されてるようです。今回紹介する所も閉鎖されてる可能性があるので、行く場合は要注意。
- タイから列車に乗っていざラオスへ
- そしてラオスに到着
- 念願の北朝鮮レストランに潜入
- 初めて食べる北朝鮮料理の味
- ネットでは「美味しかった」という声も
- ラオスの北朝鮮レストランに行く際は・・
- ※後日、懲りずにロシアでも北朝鮮レストランに挑戦してみました。その時の様子はこちら
- 関連記事まだまだあります!
タイから列車に乗っていざラオスへ
今回ラオスへは、タイのウドンターニーという街から日帰りで行ってきました。
北朝鮮レストランがあるラオスの首都・ビエンチャンは、タイの東北地方からかなり近い所にあります。だから日帰りで行けるんですね。
普通ウドンターニーからラオスへはバスで行くんですが、せっかくなので列車に乗って国境を目指す事にしました。
列車は定刻より15分ほど遅れて到着。タイ的には「ほぼ定刻」ですかね。
車窓はひたすらこんな感じ。たまに集落みたいなのがあります。気分は完全に「世界の車窓から」。
1時間ぐらい乗ったんですがアッと言う間でした。
国境の街・ノンカーイに到着。ここからタイ名物トゥクトゥクに乗って国境の建物へ。
荒い運転のトゥクトゥクに揺られること約5分。国境の建物に到着。
日本人はビザなしで入国できるので、書類をちゃんと書けば普通に通過できます。
そしてラオスに到着
そこからさらにバスに乗って1時間。ついにラオスの首都・ビエンチャンに到着。
ラオスはアジアでもっとも貧しい国と言われてるんですが、そんな感じは全然しません。みんなニコニコして楽しそう。
ここまで来れば北朝鮮レストランはすぐそこ。テンション上がってきました!
北朝鮮レストランに行く前にちょっと寄り道して、ビエンチャン名物・凱旋門へ。
凱旋門と言えば平壌にもありますよね〜。ラオスは元社会主義国だったり、経済的に貧しかったり等、北朝鮮と共通点が多いんですよ。仲もいいです。
北朝鮮レストランがあるのもそういう縁かもしれないですね。
北朝鮮レストランは凱旋門から歩いて行ける所にあります。
こんな感じ↑の道をひたすら歩いて行くと・・
出た〜!!!北朝鮮レストラン!
念願の北朝鮮レストランに潜入
ラオスの街に突然現れる、北朝鮮っぽい字体のハングル。いや〜鳥肌が立ちますね。
このハングルは「平壌食堂」って書いてます。店の中は外から全く見えないようになっていて、かなり怪しい雰囲気。好奇心をそそります。
写真右の真っ黒なトビラを恐る恐るあけてみると・・?
中はこんな感じ。北朝鮮人の女性が二人奥から出てきて出迎えてくれました。
笑顔でイスをひいてくれて「こちらへどうぞ」的なジェスチャーで案内されます。
テーブルの上にはこんな豪華なメニューも書いてありましたが、北朝鮮といえば平壌冷麺だろうという事で冷麺を注文。「イゴ ジュセヨ」と韓国語で言ったら通じました。
ちなみに150000Kipって高額なように見えますが、日本円にすると1500円です。この内容で1500円ならむしろ安いですよね。
待ってるあいだ店内を観察します。 写真に写ってる女性が北朝鮮人の店員さんですね。ニッコリ笑うと可愛いんですよ。
一見スマホか何かを触ってるようにも見えますが、写真を見てるだけでした。やっぱり海外にいてもネットの使用は禁止されてるんでしょうか。
そして待つこと10分弱。冷麺が運ばれてきました。
初めて食べる北朝鮮料理の味
ま・・まずそう・・。
こんな不味そうな冷麺みたことないです。なんか麺がオニギリみたいな形状で固まってて食べにくいし、とにかく黒い。
麺の上に乗ってる具の中に“赤い何か”が見えてるの分かりますか?
具を崩すとこの赤い何か(多分コチュジャン)がスープに広がって、黒さはマシになるんですが、それでも不味そうな見た目は変わらずでした。
一緒にマスタードとお酢も運ばれて来たので「これを入れれば美味しくなるはず!」と思って入れたんですが、何やっても不味かったです。
ラオスのあまりの暑さに疲れ果ててたところに、北朝鮮からの痛恨の一撃。HPが完全にゼロになったのでタイに帰る事にしました・・。
ネットでは「美味しかった」という声も
ここまで北朝鮮の冷麺をボロカス言ってきましたが、他の北朝鮮レストランに行った人達のブログを見てみると「味は美味しかった」って言ってる人も結構いるんですよ。
僕が食べたのは冷麺だけなので、もしかしたら他の料理は結構おいしいのかもしれません。リベンジしたいなぁ〜。
まぁでも北朝鮮レストランは数少ない“北朝鮮人と触れ合える場所”なのは間違いないので、冷麺の味以外はオススメです。
冒頭でも言ったとおり、どんどん閉鎖されてるみたいなので、存続を確認した上で是非行ってみてくださいね〜。
ラオスの北朝鮮レストランに行く際は・・
ちなみにラオスの暑さと不味い平壌冷麺でHPがゼロになった僕でしたが、タイのホテルに戻ったら一気にHPが回復しました。
ホテルのチェックインの時に受付の人が「屋上に行くと一杯無料でドリンクが飲めるよ〜」って言ってたのを思い出して、屋上に行ってみたんです。
すると・・
なんだこの優雅な屋上は!!
アジア最貧国にある北朝鮮レストランからの、優雅な屋上。すごいギャップです。
このホテル時期にもよりますが2000円から泊まれるので、タイから日帰りで北朝鮮レストランに行く際は泊まってみて下さいね〜。
あとラオス・ビエンチャンまでのアクセスですが、ビエンチャンの空港まで全部飛行機で行くと料金が割高になります。
なのでタイのウドンターニーまで飛行機で行って(バンコク経由)、今回の記事でやってるように、そこから陸路でラオス入りした方がいいです。
LCCの航空券を探す方法はいくつかありますが、僕は毎回「サプライス」というサイトを使っています。
このサイトは最低価格保証をしてる上に、ランダムでクーポンも発行してるので、かなり安く予約できます。ぜひ使ってみてください。