今回はネット上で起きた領土問題(?)の話。
先日世界的に有名なホテル「マリオットホテル」のウェブ上でちょっとした珍事が起きました。説明します。
親日な台湾は街並みも日本そっくり
当サイトでもこれまでに何度も言及してきましたが、とにかく台湾の親日ぶりは半端ないです。
南部の都市・高雄には「原宿」と言う名前の繁華街があるし、コンビニの雑誌コーナーには日本のファッション雑誌が日本語のまま売られていたり。
ちょっと気をぬくと外国である事を忘れてしまうレベル。
あと日本発のチェーン店の看板とかも日本語のままだったりします。くら寿しの「くら」の部分とか、やよい軒「やよい」の部分とか、ひらがなのままで通用してます。
平仮名のままで現地の人読めるのかなあ?と思うんですが、そんな事より「日本の店」っていうのを強調する方が遥かにメリットがあるんですね。
日本でもよくオシャレなケーキ屋さんとかの壁に、フランス語で何か書いてあったりするじゃないですか。あの感じに近いと思います。
そんな台湾なんですが、先日世界的な高級ホテル「マリオットホテル」のウェブサイト上で、台湾の複数の都市が日本として表示されてしまう珍事が起こりました。
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マリオットホテルのサイトで起きた珍事件
マリオットホテルの公式ページの英語版で台湾の地方都市である「台中」「台南」「台東」と入れて検索すると、なぜか日本の都市として表示されてしまう状態になっていたそうです。
英語版だけではなく日本語版でも検索ボックスに「台」と言う字を入れると、おすすめのホテルとして東京のホテルが表示されていました。
マリオット側はすぐに対応
中国のニュースサイトがそれを報じるとマリオットホテルには苦情が殺到。驚いたマリオットホテル側はすぐに該当箇所を訂正しました。
今は「台中」や「台南」と入れてもちゃんと台湾として表示されます。なので問題はないはずなんですが、やっぱりまだ怒ってる人がいるようですね。
でもどちらかと言うと怒ってるのは台湾の人よりも中国大陸のネットユーザーのようです。
当の台湾人は
「今まで台湾人として生きてきたんだけど、もしかして俺日本人だったの?頭混乱中w」
「マリオットホテルで働いてる台湾人がわざとやったんじゃないの?日本が好きすぎて」
等、単なる間違いとして捉えてる人が多いです。
でもそれでは納得できない中国人
しかし台湾を「中国の一部」と主張している中国大陸のネットユーザーはそれでは収まらない様子。
SNSなどで「マリオット系列のホテルは絶対利用するな!」と書いて拡散したり、当局による立ち入り検査も要求しているとか。
台湾を勝手に中国の一部だと主張している中国人が、単なる間違いで日本と表示してしまったマリオットに対して怒るって言うのもおかしい話だと思うんですけどね。
本当に酷いのはどっちだよって話です。
もしこれが違う国だったら・・
でももしこれが「ハワイが何かの間違いで日本として表示されてた」とかなら、そこまで問題にならなかったと思うんです。
でも台湾の場合は、実際に日本に植民地として属していた時期がありますから。彼らの反日感情に火をつけてしまったのかもしれませんね。
ちなみにマリオットホテルってこんなところ。↓
以上、マリオットホテルのウェブサイトで起きた珍事の話でした。