英語の語順で日本語を話す事はできる?やってみた結果・・
今回は英語に関する話です。
以前の記事で、日本人が英語のできない理由の1つに語順の違いをあげました。
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英語と日本語はみなさんご存知の通り、語順が全く違います。もはや同じ地球の言語とは思えないレベル。
人類はアフリカから始まったといいますが、言語に関しては絶対それ以外の場所からも始まってると思います。
そうじゃなければこんなに違いが生じるなんてあり得ない。
- 語順の違いが日本の英語学習者を苦しめる
- 語順の違いに慣れるいい方法はないのか
- 日本語を英語の語順にするとどうなる?
- 文章をさらに複雑にしてみる
- 語順を入れ替えた文章を英語に直してみる
- どんな文章でもできる訳ではない
- 英語に関する記事まだたくさんあります。
語順の違いが日本の英語学習者を苦しめる
語順が違うというのは、言語を話す上でかなりの障害になります。
例えばヨーロッパの言語は英語と似た語順の言語が多いんですよね。
そんな言語を普段から話しているヨーロッパの人々は、いつも話してるそのままの感覚で英語を話しても、それなりに通じる文章になるんですよ。
たとえ語順以外の文法が間違っていたとしても。結構通じちゃいます。
でも日本人の場合、語順が全く違うので、日本語の感覚のまま話すと全く意味の通じない文章になってしまいます。(記事の最後の方で実演します)
だから日本人は英語を話す時、常に頭の中で語順をひっくり返すパズルを解きながら会話をしなければならないんですね。少なくともある程度、英語脳が出来上がるまでは。
そりゃあ他の国の人よりも英語の習得が遅くなりますよね・・
語順の違いに慣れるいい方法はないのか
僕も英語の勉強始めた当初、この語順の違いにかなり苦しめられました。
最初は人間の言語と思えなかったぐらい。
で、毎日「どうやったらこの語順の違いに慣れることができるだろう?」って考えてたんですが、その時ひとつ思いついた事があるんです。
普段から日本語を英語の語順で話せば、ヨーロッパの人みたいにスラスラ英語を話せるようになるんじゃないか?
バカですよね。本当にバカです。前回のApple Storeに15時間並んだ記事に引き続き本当にバカだと思います。
まぁでもそんな黒歴史も、英語の勉強に苦しんでる人の何かの参考になるかな?と思ったので、ブログで紹介してみる事にしました。
日本語を英語の語順にするとどうなる?
それでは早速、簡単な文章からいってみましょう。
- 私はハンバーガーショップに行きます
これをできるだけ自然な日本語のまま、英語の語順に変えてみます。
- 私は行くんだよハンバーガーショップに。
どうですか、一応自然な文章ですよね。ちょっと偉そうって言うか、怒ってる感じはしますが。
動詞の後に「んだよ」を付けると英語の語順にしても比較的自然になるんですよ。
厳密に言うと「ハンバーガーショップに」は英語の語順だと「にハンバーガーショップ」が正しいので、完全に英語の語順にはなってないんですが、そこは許してくださいw
文章をさらに複雑にしてみる
では少し文章を複雑にしてみましょう。
- 私は友達に教えてもらったハンバーガーショップに行きます。
少し複雑になりましたね。「友達に教えてもらった」が加わりました。
もうこの時点でどう訳せばいいか分からない人続出じゃないでしょうか?
ここがヨーロッパ言語を話す人と日本人の難易度の分かれ目なんですよ。
ヨーロッパの人なら語順を入れ替えたりしなくても、一つ一つの単語を知っていればこの文章は簡単に訳せます。
それではこの文章を出来るだけ自然に英語の語順にしてみます。
- 私は行くんだよハンバーガーショップに。友達に教えてもらったとこなんだけどね。
どうですか自然じゃないですか?相変わらず偉そうですがw
この文章を英語に訳しなさいと言われたら、このままの語順で単語を英語に変えるだけで通じる文章になります。
それではさらに複雑にしてみましょう。
- 私は友達に教えてもらったハンバーガーショップでポテトを食べます。
ここまでくると、相当な語順の入れ換えが発生します。
英語がまあまあ得意な人でも一瞬「えっと・・」ってなるんじゃないでしょうか?
文章の一番最後の部分を、一番最初のほうに持ってくる必要がありますから。
それではこの文章を英語の語順にしてみます。
- 私は食べるんだよポテトを。ハンバーガーショップでね。友達に教えてもらったとこなんだけど。
これも自然でしょ?日常会話ではこういう語順になることもありますよね。
意外と日本人も英語と同じ語順で話してるんですね〜。
語順を入れ替えた文章を英語に直してみる
それではこの文章を実際に英語の単語に入れ替えてみましょう。
※語順に重点を置きたいので、前置詞や複数形などの細かい文法は省略します。
私は食べるんだよ(I eat)ポテトを(poteto)ハンバーガーショップでね。(in hamburger shop)友達に教えてもらったとこなんだけど。(My friend told me)
1つの文章にすると
I eat poteto in hamburger shop my friend told me.
細かい文法は間違ってますが、これで完全に通じる文章になってます。
日本語の単語をそのまま英語に変えるだけで、英語として通じる文章が出来上がりました。
日本語が常にこんな語順で話す言語なら、英語の難易度はだいぶ下がるんですけどね〜
日本人とは違ってヨーロッパ人は語順を入れ替える事なく、常にこんな事が出来てしまうんです。
そりゃあ難易度が全然違いますよ・・。(日本人も韓国語を勉強すると同じような事を体験出来ます。)
どんな文章でもできる訳ではない
ちなみにこれを考えた当時の僕は、「普段からこの喋り方で日本語を話せば英語がスラスラ口から出てくるようになるんじゃないか?」と考えたんですが、僕には無理でしたw
今回あげた例文だと、比較的自然な日本語のまま英語の語順にすることができたんですが、どうしてもできない場合が多々あるんですよ。
例えば
私はハンバーガーを食べたい人の為に店を開いた。
という文章を英語の語順にすると
私は開いたんだ店をね。ために人したいんだ食べる事をね。ハンバーガーを。
後半から急に意味不明です。「ために」とか「したい」とか出てくると、機械翻訳のような文章にどうしてもなってしまうんですよ。
・・と言う事で、題名の「英語の語順で日本語を自然に話す事は出来るのか」に対する答えですが
無理ですww
以上英語の語順に関する話でした。
英語に関する記事まだたくさんあります。