北朝鮮のすぐ近くにヨーロッパ!?ウラジオストクが異世界すぎた
ホントにヤバいです、ウラジオストク。
こんにちは、どすこいです。先日、中国・北朝鮮国境とロシアのウラジオストクに5日間の弾丸日程で行ってきました。
中朝国境の話は前回の記事に譲るとして、今回みなさんに伝えたいのは「ウラジオストクの圧倒的なヨーロッパ感」です。
北朝鮮のすぐ近くに、ロシアの街があるのを知ってますか?
日本人にとっては「すぐ近くにあるロシア」と言えばサハリンですよね。あとは国後島や択捉島などの、実質ロシア化してる北方領土ぐらいでしょうか。
でも日本の近くにあるロシアってそれだけじゃないんです。
普段あんまり聞かないかもしれないですが、日本海を挟んだところにもウラジオストクという街があるんです。
日本からめちゃくちゃ近いでしょ?
このウラジオストクという街、こんな位置にありながらヨーロッパ感が半端ないんですよ。
今回はそのウラジオストクがこの地域の中で、いかに異世界かを全力で伝えたいと思います。
- 飛行機に乗った時点でもう別世界
- “ヨーロッパ風”じゃなくて“ヨーロッパそのもの”
- ウラジオストクはとにかく坂が多い
- 日本からの近さを実感する場面も
- 日が暮れたウラジオストクも味わい深い
- 随所で感じる“ロシアっぽさ”も味わい深い
- ウラジオストクの異世界な感じ、伝わりましたか?
飛行機に乗った時点でもう別世界
日本からウラジオストクに行くには、成田と関空(夏季のみ)からの直行便か、値段重視ならソウルを経由して行くのが一般的です。
でも冒頭に書いたように、今回は中国に行ってからのウラジオストクだったので、中国・ハルビンからウラジオストクに飛びました。
ハルビンの空港は国際空港にも関わらず見かけるのはほぼ中国人。
最初まちがえて国内線ターミナルに来たかと思うレベルでした。でも飛行機に乗り込むと・・
急にロシアが始まりました。
機内放送は半分以上ロシア語で、CAも全員ロシア人。イスのカバーのデザインも何だかロシアっぽいです。
アジアの言語とは全く違う響きのロシア語が「今から異世界に行きますよ」感たっぷりで鳥肌モノでした。
ロシア語って日本にいると聞く機会あんまりないじゃないですか。
だから恐い感じの言語を想像する人もいると思うんですが、聴いてみるとフランス語みたいなサウンドですごく心地いいんです。
※現在チャンネル移行中のため、ここにあった動画の公開停止中。数日後またお越しください。
そんな飛行機に乗ることたったの1時間。(日本からは2時間)空港に降り立って街の中心に向かうと・・そこには目を疑うような異世界が!!
“ヨーロッパ風”じゃなくて“ヨーロッパそのもの”
なんだこれは・・。
このすごさ分かりますかねぇ。「ヨーロッパ風の街並み」じゃなくて「完全なるヨーロッパ」なんですよ。
ウラジオストク以外にも、日本の近くにはポルトガルの植民地だったマカオや、ドイツの植民地だった中国の青島など、“ヨーロッパ風の街並みを楽しめる街”というのはあります。
でもこのウラジオストクはそれらの街とは全く違うんですよ。
現在も住んでる人は東欧から移住して来た白人がほとんどなので、文化的な部分まで完全にヨーロッパなんです。
だから街の全てが白人目線で作られていて、歩けば歩くほどロンドンやパリを思い出す感じになってます。(少なくとも僕はそうでした)
こんな感じで、すれ違う人もほとんど白人。モスクワ等に比べるとアジア系は多めなんでしょうが、それでも9割以上は白人ですね。
こんなヨーロッパから遠く離れた北朝鮮の右上で、彼らは何を思って生活しているのでしょうか?想像が膨らみます。
ウラジオストクはとにかく坂が多い
それではウラジオストクの街を歩いてみましょう。写真を見ても分かるように、ウラジオストクは坂が多いです。平らな所はほんの一部。
それが関係してるのか、とにかく中心部は車が多い!車道に車がたくさん写ってますが、これ半分以上路駐してる車ですからね。
こうして見てみると酷いですね。路駐天国です。奥のほうまでズラーッと並んでます。
ウラジオストクがヨーロッパ感あふれる街なのは、古き良き建物がそのまま今も使われているからなんですが、そういう街は駐車場が不足してしまうのかもしれません。
そんな感じなので、ウラジオストクは忙しく歩き回るのはオススメしません。
ちょっと歩いて疲れたらお店に入って、こんな感じで異世界を眺めつつ、非日常に浸るのがいいと思います。
コーヒーでも飲みながらヨーロピアンな街並みを眺めるだけでも数時間は潰せそう。(ちなみにこれはコンビニのイートインコーナー)
シーサイドの様子。この辺りは坂もなくて歩きやすいです。
ちなみにこの見えてる海、大西洋でも地中海でもなく日本海です。これだけヨーロピアンな雰囲気だと信じられないですよね。
ここから鳥取の境港に向かう船も出てるんですよ。
日本からの近さを実感する場面も
これだけヨーロピアンな雰囲気だと、日本から近いことを忘れてしまいそうですが、何だかんだ言ってもここは極東です。
時々ヨーロッパには普通ないはずの物に出くわします。
その代表的なものとしては、写真のような日本語が書かれたままのトラックですね。
月島物流サービスさんのトラック、ウラジオストクで今も元気に走ってますよー!
時々こんな自動販売機にも遭遇します。日本の自動販売機そのままですね。
最初は「さすが日本から近いだけあるな〜」と思ったんですが、よく考えてみると外国で日本と全く同じ自動販売機を見たのはこれが初めてかもしれません。
でもこれ現地の人たち意味分かるんですかね?振って飲むやつとかあるけど・・。
日が暮れたウラジオストクも味わい深い
日が暮れたウラジオストクもまた味わい深いです。ヨーロッパ感がさらに深まると言うか、なんか幻想的な感じがしますね。
ちなみにこれまだ完全に夜になってないですが、撮ったのは夜8時です。
よくヨーロッパに行くと異様に日が長かったりしません?ウラジオストクはそんなとこまでヨーロピアンなんですよ〜。脱帽です。
帰宅ラッシュの様子。今度は全ての車に人が乗ってます。かなり混んでますね〜。
昼間は車が多いといってもちゃんと流れてましたが、この時間帯は結構渋滞してる様子でした。
でもこの雰囲気の中だと、車のライトが並ぶ様さえ幻想的に見えてくるから不思議です。
随所で感じる“ロシアっぽさ”も味わい深い
ウラジオストクの魅力はヨーロッパ感だけじゃありません。随所で感じるロシア、そしてソ連の面影も大きな魅力です。
その中でも一番わかりやすい特徴はこの「ロシア文字」でしょう。
このロシア文字で書かれた「バーガーキング」味わい深いですよね。ローマ字に似てるのにちょっと違う。不思議な文字です。
ちなみにロシアに行く際にはロシア語は無理でも、ロシア文字は少しでも覚えていった方がいいですよ!読めないと困る場合があります。
例えばこんな時。これ空港のチェックインカウンターのディスプレイなんですが、なんて書いてあると思います?
これ実は「Tokyo/Narita」って書いてあるんです。ローマ字の知識しかなかったら「トクノ・ハプンタ」としか読めないですよね。
一応ロシア文字の知識があったので、ここが成田行きのチェックインカウンターって事が分かりましたが、読めなかったら延々と探し彷徨うとこでしたよ。
ロシア文字は完璧に読めるようにするのは難しいんですが、「バーガーキング」や「東京成田」を読むぐらいなら簡単なので是非挑戦してみてください。
あともう一つ、ウラジオストクで味わえるソ連の名残といえば、郊外に行くと乗れる路面電車です。
少し前までは中心部にも路面電車が走っていたんですが、前述の道路状況のため廃止になりました。現在は中心部からやや離れた郊外の路線のみ残ってます。
この路面電車のデザインがいかにもソ連って感じでいい味出してるんですよ。平壌の路面電車にも似てますね。
ウラジオストクの異世界な感じ、伝わりましたか?
以上、ウラジオストクの異世界な感じを全力で伝えてみたんですが、少しでも伝わりましたか?
最後に当サイトで述べてきたウラジオストクの基本情報を簡単にまとめると
- 成田からは2時間半、関空(夏季のみ)からは2時間で着く
- 以前はビザの申請がややこしかったが、今はネットで簡単にとれる(簡易ビザ制度)
- ロシアは恐いイメージがあるが、観光で行く限りそういう印象はない
この近さなので、ウラジオストクは仕事が忙しい人でも3連休の時とかにフラッと行けてしまうんですよ。
ヨーロッパの雰囲気を少し感じてみたい!という人にはオススメの旅行先だと思います。
ただ、ロシアは英語がほとんど通じないので、そこが不安という方はツアーに参加してみてください。
以上、ウラジオストクがいかにアジアの中で異世界かっていう話でした。
【追記】今回ウラジオストクで泊まったホテルの動画をアップしました。想像以上におそロシアでした・・
↓このホテルに関してはブログ記事も書きました。
ウラジオストクには北朝鮮レストランもあります。実際に行ってきたので記事にしました。
今回ロシア〜成田はLCCで行ったので、かなり安く行くことが出来ました。(片道2万円台)
LCCの航空券を探す方法はいくつかありますが、僕は毎回「サプライス」というサイトを使っています。
このサイトは最低価格保証をしてる上に、ランダムでクーポンも発行してるので、かなり安く予約できます。ぜひ使ってみてください。