台湾の首都は台北じゃなくて南京?台湾の意外な事実3選
日本のすぐ隣にある台湾。最近はLCCでかなり格安で行ける事もあって、行く人が増えています。
でも、中国や韓国と比べて台湾はなぜか影が薄い気がしませんか?
日本政府が台湾を国として認めていない(中国との関係上認められない)のも影響しているのか、名前を聞く回数が中国・韓国よりも少ないように思います。
そんな感じなので、台湾では当たり前だけど日本人にはあまり知られていない事がたくさんあります。
今回はその中から3つ「意外に知られていない事」を紹介します。
※当サイトには台湾関連の記事が13あります。
1. 台湾の首都は台北じゃない
いきなり「えっ?」て感じですよね。 台湾の政治の中心は台北だし、経済の中心も台北です。でも首都じゃないんです。
じゃあ首都はどこなのかと言うと、首都は中国の南京なんです。
ますます「えっ??」って感じですよねw
これもあまり知られていないと思うんですが、実は現在台湾を統治している「中華民国」という政府は、元々は中国を統治していた政府なんです。
そしてその時、中華民国は南京に首都を置いていたんですね。
しかし当時の中国には、中華民国の他にもうひとつ「中国共産党」という勢力がありました。彼らは中国を共産主義の国にしたい!と考えていました。
民主主義を掲げる中華民国と、共産主義を掲げる中国共産党。
そのふたつの勢力が戦った結果、中華民国政府は首都・南京どころか、中国大陸から追い出されてしまいます。
追い出された中華民国は、中国大陸の近くに浮かぶ島、台湾に逃げ込みました。そこで新しい民主主義の国を作ったんですね。それが今の台湾です。
・・という事があったので、台湾の中華民国政府からすると南京は「共産党に実効支配されている」だけで、「今も我々は南京を首都だと思っている」と建前上は言っているんですね。
もちろん、それは建前だと言うことはみんな分かっているので「台湾の首都は南京だ!」と本気で言う台湾人はいませんし、実質的な首都はやはり台北です。あくまで建前上の話です。
北朝鮮が「朝鮮半島は南も含めて全て我が領土」と言ってるのと似た様なことです。
2. 中国の標準語「普通話」を作ったのは台湾の政府
台湾の公用語をネット等で調べると「北京語」と出てきますよね。
この北京語と言うのは中国の標準語である「普通話」とほぼ同じ意味です。
でもなんで北京から遠く離れた台湾で中国の標準語が話されているんだろう?と思いませんか?
なぜなら普通話を作ったのは台湾の中華民国政府だからです。
普通話は中華民国が南京を首都として統治していた時に、北京等の言葉を元に作ったものなんですね。
それを中国大陸では共産党が広めて、台湾では中華民国が広めた、という事です。
だから台湾人が北京や上海に言っても、言葉で困る事はほぼありません。
現在の台湾の中国語は、北京等の大陸の中国語に比べて柔らかい響きになってます。台湾ドラマでたくさん聴けるので一度聴いてみてください。
3. 中国大陸から驚くほど近い所に台湾の離島がある
台湾と言えば、台北や高雄がある台湾島のみが領土だと思いがちですが
実は台湾にも離島がたくさんあるんです。
そのうちのひとつ、金門島という島は中国大陸から驚くほど近い距離にあります。
一番接近してる所では中国との距離が2キロしかないそうです。
でもこんなに中国に近いのに、義務教育はちゃんと台湾の教科書を使って行われているし、漢字も大陸の簡体字じゃなくて台湾の繁体字が使われています。
でも台湾本土に比べればそれほど親日じゃなかったり、言葉も若干本土とは違ったりとかはするみたいです。
なぜこんな所に台湾の島があるのか?島民の生活は?等、上のまとめに詳しくまとめられているので、気になる方は一度読んでみて下さい。
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以上、台湾についての話題でした。