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北朝鮮の地方の日常風景が平壌と別世界すぎる

北朝鮮の地方と聞いて思い浮かべるのはなんですか?

 

貧困、やせ細った子供、洪水被害・・。あとミサイルの発射も地方で行われていますね。

今回はそんな地獄のイメージしかない北朝鮮の地方の田舎の様子がよく分かる動画を紹介します。

 

 

 

 

当サイトには北朝鮮に関する記事が11あります。

www.nihongodedozo.com

 

このシリーズではミサイル、核開発、アメリカのトランプ大統領との舌戦など、危ないイメージしかない北朝鮮に住む一般人の様子を紹介しています。

 

平壌の日常生活、そして平壌の北朝鮮人へのインタビュー。この二つの記事で平壌の雰囲気はかなり掴めたんじゃないでしょうか?

スマホを使ってる人がいたり、DVDショップには意外と外国の作品とかも置いてあったり・・。

 

でもそれはあくまで首都・平壌の話。彼らは北朝鮮の中ではかなり恵まれた人達です。

東京が日本の全てではないように、北朝鮮にも首都とは全く違う「地方の日常風景」があるんですよ。

今回はYoutubeで見つけた、北朝鮮の田舎の日常が垣間見える映像を3つ紹介します。特に最後の鉄道車窓はスゴイですよ。ぜひご覧ください。

 

 

北朝鮮をバイクで縦断する動画

youtu.be

 

いきなりすごい動画です。

 

普通北朝鮮に旅行に行く場合は中国から入国して、観光が終わったらまた中国へ出国するというルートで回ります。99%の人はそうでしょう。

しかし彼らはバイクに乗り、北朝鮮の警察(軍?)先導の元、ロシアから入国して北朝鮮国内を南下し、さらに軍事境界線を超え韓国に入国しています。

 

外国人が北朝鮮から直接韓国に入国するなんて、余程特別な許可がないとできないですよ・・すごいです。

 

動画はロシアのハサンという所から列車に乗り込む場面から始まります。彼らはニュージーランド人で、北朝鮮をバイクで旅行しようと計画しました。

 

列車にバイクを載せて、いざ出発。列車は出発してしばらくすると国境の川を超えます。

中朝国境を超える時は北朝鮮に入ってすぐ新義州という街がありそれなりに栄えているんですが、ロシアから北朝鮮に入る場合、街らしい街がありません。たまに民家がある程度です。

 

2時間後、北朝鮮の羅津駅に到着。

入国の際荷物検査があり、カメラなどを没収された後、バイクに跨って北朝鮮バイク旅行のスタートです。

流石に自由に走る許可は降りなかったらしく、警察(軍?)が前を走ります。

平壌とは全く違う素朴な風景

 

ここから北朝鮮の田舎の景色が次々に映し出されます。北海道のようなモンゴルのような・・平壌とは全く違う素朴な風景です。

途中北朝鮮軍の人が楽しそうに記念撮影をしてるのがかわいいですね。  彼らも日本人と同じ、感情を持った普通の人間なんですよ。

 

途中いくつか難所があり、特に北朝鮮らしいのはバイクでは渡れない橋がいくつかある事。

動画では詳しく触れられていないですが、狭すぎるんではなくて、多分バイクの重さに耐えられないほど劣化しているんだと思います。

未だに牛車が現役で活躍

 

老朽化した橋を補強できないのは地方だけの問題ではなく、平壌でも数年前に橋の老朽化が原因で路面電車が一路線廃線になるという事が起きています。先進国では考えられない廃線理由ですね・・。

 

動画にはたびたび牛車が登場していて、未だに北朝鮮では牛車が現役である事が伺い知れます。逆に牛ではない普通のガソリンの車をほとんど見かけません。

平壌では渋滞が起こるほど車が増えているのにすごい格差ですね。

 

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一行は開城の歴史的な建物が保存されている地区や、咸興の海辺で現地人と交流した後、終盤では平壌に到着します。

平壌に入ると今までとは全く別世界になり、いかに北朝鮮の中で平壌が特異な場所かが分かります。

 

最後に北朝鮮と韓国の実質的な国境となっているDMZ(板門店)が出てきます。

実はここ、韓国側からツアーでのみ行く事ができます。

ソウル発のツアーがあったので紹介しときます。すごい体験ができますよ。誓約書にサインとか書かされるレベルです。

板門店(軍事境界線)ツアーの詳細を見てみる | JTB

北朝鮮の鉄道から撮ったリアルな田舎の風景

youtu.be

 

北朝鮮の鉄道の車窓動画です。

 

 

平壌駅を発車した後、北海道のようなだだっ広い田舎の風景になるまで、車窓をノーカットで楽しめます。

この動画かなり貴重だと思いますよ。出国する時よく取り上げられなかったなぁ・・w

 

車が行き交う市街地を抜けると急に車をほとんど見なくなり、徒歩か自転車、たまに牛車も見かけます。

時々集落があり、駅にはスローガンと金一族の写真が飾られています。スローガンの内容は「金正恩元帥に心臓を捧げよう!」など。

夜は完全なる闇

 

中朝国境の都市、丹東で撮影。川の向こうは北朝鮮です。

 

ネオンが輝く中国側と違い、北朝鮮側は光がほとんど見えません。

建物がないわけではなく、昼間に見ると北朝鮮側にもちゃんと建物があります。そのほとんどの電気がついていない事になりますね。

 

彼らは「日が暮れたら寝る」ような生活をしているんでしょうか?今もう2019年なんですけどね・・。

昼間の北朝鮮の様子。建物がちゃんとある。

昼間の北朝鮮側の様子。建物がちゃんとあるのが分かります。ちなみに手前に写っているのは、生の北朝鮮を観ようとやって来た中国人や韓国人観光客。

 

この北朝鮮が見える街、丹東もツアーで簡単に行けるので是非行ってみて下さい。船に乗って北朝鮮側ギリギリまで近づいたりできますよ。

 

中朝国境の街・丹東に行くツアーの詳細を見てみる | H.I.S

 

↓個人で実際に行ってきた時の様子。

 

ちなみに韓国側から北朝鮮を肉眼で見る方法もあります。この動画参照↓

北朝鮮関連の人気記事まだまだあります

 

どうでしたか?今回紹介した動画で、かなり北朝鮮の地方の雰囲気を掴めたんじゃないでしょうか。

比較的近代化が進んでいる平壌とは違って、地方はまるで終戦からまもない日本の田舎を見ているようですね。

 

当サイトには北朝鮮のペットの話から北朝鮮のインターネットの話まで、北朝鮮関連の記事がたくさんあります。

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以上、北朝鮮の田舎の話でした。