シンガポールで異民族間の結婚が増加。そのシンガポールらしい理由とは
異民族がひしめき合って暮らすシンガポール。
中華系を筆頭に、インド系やマレー系の人達が東京23区とほぼ同じ面積の中で暮らしています。
しかし本当に“異民族がひしめきあってる”のは中心部のオフィス等ほんの一部で、
住むところは民族ごとに分かれているのが現状。
異なる文化を持った人達が同じエリアで生活すると、いろいろややこしいですからね。
ところがそんなシンガポールで異民族間の結婚が増えてきてるんだそうです。
straits timesにこんな記事が載っていました↓↓
近年シンガポールでは異民族間の結婚が増えていて、今では5組に1組は異民族間の結婚なんだそう。
記事では具体的に言及されてないですが、中華系とインド系の結婚や、インド系とマレー系の結婚が普通にあるという事ですね。
外国から移り住んできた人との国際結婚もたくさんあるでしょう。
でも、なぜ異民族間の結婚が増えてるんでしょうか?
どんどん国際化が進むシンガポール
まず一つ目の理由として「多種多様な民族、国の人が一緒に働く職場がどんどん増えている」というのがあげられます。
シンガポールが国際的な国なのは今に始まった事ではないです。以前から多種多様な民族が一緒に働くということはありました。
しかし近年シンガポールはアジアのハブ都市として今まで以上に目覚ましい発展を遂げてます。それに伴って多国籍企業のアジア本部が置かれる事がますます多くなってるんですね。
しかもそういった企業で働く人たちは頭の良い人達が多い。
一概には言えないですが、やはりそういった頭のいい「レベルの高い人達」は、異なる文化を受け入れるレベルも高かったりするんですね。
だから文化や価値観の違いから起こる色々な問題も解決できてしまう。
英語がますます人を引き寄せる
二つ目の理由としては公用語が英語というのもあげられます。
シンガポールはアジア有数の英語が公用語の国で、街の看板などもほとんど英語で書かれていますし、どこに行っても基本通じます。
英語が通じると外国人にとって何かと便利ですよね。元々多民族国家で外国人に寛容だし、アジアのハブとして大発展もしている。
となると、やはり世界中からどんどん人が集まってきます。ご近所に外国人が住んでいるのは当たり前、学校も外国人だらけです。
つまり異民族と出会う機会が増えてるんですね。そりゃあ異民族間の結婚も増えますよ。
日本と全く違うシンガポールの多民族社会。最近はEUやアメリカで国際化に逆行するような動きもありますが、シンガポールは変わらず国際化の道を突き進んでいるようです。
以上、シンガポールの話題でした。